ガスヒートポンプ 反射音による騒音公害

例外的な事象ですが、反射音による騒音公害が発生している場所を見つけました。
たまたま通りがかった人も異常騒音発生を確認しています。


設置状況ですが、ガスヒートポンプの室外機の排気口の真向かい(東側)にLPガスタンクが設置され、室外機排気口付近から発生する通常騒音がLPガスタンクを覆うフェンスに当たり、反射、
室外機後方の建屋外壁に当たり、反射
今度は、LPガスタンクを覆うフェンスとLPガスタンク後方にある別の建物の外壁に当たり、反射という風に
音が幾重にも反射と回析を繰り返し、室外機出口騒音が60db前後だったものが、数十メートル離れた歩道で室外機出口並みの騒音レベルとなっています。

ガスヒートポンプ騒音が騒音規制法対象外設備である関係で、その反射音も騒音規制対象として扱われないと考えるべきでしょう。

メーカーによっては、反射音対策について、設計検討の際の技術資料として公開されています。

この案件の設計・施工を請け負った設計事務所は、反射音発生を見落としてレイアウト設計した可能性があります。
メーカーはD社。施設は社会福祉施設。

対策として、メーカーに問合せすべき案件ですが、三つ考えられます。
①室外機排気口とLPガスタンクの中間に防音壁を設置
②LPガスタンク後方に反射音対策として植樹(ヒバ等)
③設置した防音壁の並び(北側)に騒音の回析を防ぐ目的で植樹(ヒバ等)

反射音発生を防ぐために防音壁が必要となる事例と思います。

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