住宅地にガスヒートポンプ設置する場合、配慮すべき事項
メーカー(アイシン)による応急処置対応、メーカー資料等から、住宅地にガスヒートポンプを設置する場合、発注者、設計者、工事会社が配慮すべき点(設計段階での対応、レイアウト設計、機種選定、機器設計、工事設計、発生後の対応等)を列挙します。
① ガスヒートポンプを採用すること、その仕様等について住民説明すること
② レイアウト設計上、防音壁追設可能な地点に室外機設置場所を選ぶこと
③ レイアウト設計上、反射波が発生しにくい建物等レイアウトとすること
④ 環境基準値に対し余裕ある機種選定とすること
⑤ 防振架台を採用すること
⑥ 室外機カバー全周、制振材、防音材による処置を行うこと
⑦ 消音マフラー設置すること
⑧ 排気筒からのドレン排出等、不快な音を発生させないために、ドレン対策徹底すること
⑨ 設計、施工上製造物責任法上の欠陥状態でないことを確認すること
➉ 竣工時、異音発生の有無について現場立ち会い確認し、騒音測定すること
⑪ 異常騒音発生等、通報あった段階で町内会役員に対応方針等、報告すること
⑫ 手に負えないとわかった時点で、メーカー問合せすること
⑬ 被害発生後は、近隣住宅室内にて騒音被害発生がないか聞き取り調査すること
⑭ 効果があると文献、メーカー資料等で認められる騒音対策を実施すること(オーバースペックレベルの対策)
実態的には、上記各項目について、適切な配慮がありませんでした。設計・施工、それぞれの段階にて設備審査がないために起きたこと思われます。