ko-ichi @ Maestro Door
就職氷河期世代であり、終身雇用の終焉と共に真っ先にリストラ対象にされてしまう45歳以上の方々と一緒に、次のキャリアについて前向きに考えたいと思います。
極めて個人的な内容ですが、気持ちの整理をしたく、記しておきます。 1.45歳を意識し始めた2年前 2年程前から、45歳と言う年齢を意識するようになりました。 きっかけは、務めている会社の「再就職支援制度」の対象になるのが45歳からという点。 1973年生まれの私は、今年2018年に45歳に到達します。 ああ遂に私も会社にとっては存在価値が微妙な年齢にそろそろ差し掛かりつつあるのかと意識をし始めました。 そしてもう一つが、その当時の社内の処遇。仕事の内容に意義や将来性
伊那食品工業への訪問記。これまでいくつか記事を書いてきましたが、恐らく今回が最後となります。 今回の伊那食品工業の視察会に参加したのは、およそ15名程度でした。 私のような大企業からの参加者は私くらいで、他の参加者の方々は、中小・中堅企業の経営者の方や、経営企画系の職種の方が多かったです。 訪問2日目、全ての行程を終えた直後、隣に座っていた方と目が合いました。 そのとき真っ先に口から出たのは、「凄すぎて、正直何から始めたら良いか判らないですね…」でした。 その方は、あ
今回は、伊那食品工業の社員の方たちの働きぶりについて書いてみたいと思います。 私がまだ結婚前の若い頃、当時所属していた組織は閉塞感満載でした。 若手社員が次々と辞めていく…。 そんな環境で働いしてるうちに、人が活き活きと働くにはどうしたら良いんだろう?という問いが生まれ、そこから20年近くこの問いと向き合い、自分なりに探求を続けて来ました。 しかし、実際に社員の方と会話を交わす中で、こう言ってしまったら誤解を招くかもしれませんが、この会社においては「活き活きと働く」という
以前、「組織の命運は採用で決まる!?」という記事を書きましたが、伊那食品工業においても採用はその経営を成り立たせる重要な要素のひとつだなと感じました。 伊那食品工業には、毎年、30名くらいの新卒募集枠に、なんと1,000名近くも応募がくるそうです。 その中からいったいどうやって採用者を決めるのか・・・。 一緒に視察会に参加したある方が塚越社長に採用基準について質問したのですが、その答えはなんと・・ 「これ良く聴かれるんですけどね、なんとなく、なんですよね」 でした。
前回に引き続き、伊那食品工業のことを書いてみたいと思います。 伊那食品工業は、既に公言されている通り、「社員の幸せ」を掲げて経営しています。これは伊那食品のホームページにも明記されています。 伊那食品工業と同じように、社員の幸せを謳ったり、社員は家族と述べる会社や経営者は少なくありません。 しかし、伊那食品工業を訪問し、その実践している様を実際に目の当たりにすると、世間で語られるそれら多くの言葉は空虚な響きに聞こえてきます(つまり口だけ)。 結局のところ、多くの企業に
伊那食品工業の真髄は、実際に足を運び、実際にこの目で見て、身体で感じないと判らない・・ それなりに事前知識を持ったうえで訪問をしましたが、そこでは想像を超えた世界が繰り広げられていました。 私の拙い説明でどこまでお伝えできるかわかりませんが、特に印象に残ったことについてここに記してみます。 管理職の役割は、「社員の生活に気を配る」こと 塚越英弘社長の説明で明かされたのは、営業ノルマなし、営業目標もなし、目標管理による評価もしない、という事実でした。 ここで、一般的なニ
7/14(日)に、中延にある「隣町珈琲」で行われた以下のイベントに参加してきました。 ここんとこ、会社の人事制度やら、都知事選の結果やらでモヤモヤを感じることが多かったのですが、登壇者の皆さんの話を聴かせていただいているうちに、胸につかえがスーッと降りていった感覚を覚えました。 その感覚を忘れないうちに記しておこうと思います。 能力主義に傾斜していく人事制度先月、勤め先で、管理職向けに「人材流動化施策」なる施策が人事より説明されました。これがまた筋が悪い。 この施策、
先日、以下の記事を書きました。 この記事を書き終えて強く感じているのは、組織がある目的に向かって活き活きと動き出すには、持てるエネルギーをその組織の中で余すことなく発揮できる人材をいかに見つけ、いかに採用するかにかかっているのでは?という点です。 人がそのエネルギーを発揮する時って、誰かに「やれ」って言われる時ではなく、自らの内面から湧き出てくる思いとか志とかに突き動かされる時が殆どです。 組織の中で働く場合、組織が実現したいことと、自らが実現したいこと、この2つが重な
私は30歳過ぎたあたりから、組織の閉塞感をどうにかしたい、もっと多くの社員が活き活きと働く職場にしたい、と、個人的に探求をはじめました。それからあっという間に20年近くが経過しました。 しかし20年経っても、日本の各企業の業績やGDPが物語っているとおり、未だ組織の閉塞感は無くなるどころかさらに闇が深まっている印象です。 最近では、人的資本経営というバズワードが登場し、または社員のエンゲージメントを高めようといった動きも出てきており、「人」に着目した施策が注目されています
これまで自分なりに企業風土を調べたり、マネジメントを学んできて分かってきたこと。 それは、日本企業において、マネジメントが定着しない理由がある、ということ。 いやむしろ、社員はマネジメントに興味が向かないように育成されてしまっている、と言えるだろう。 そのような人たち(管理職)が、今さらマネジメントに興味を示し自ら学ぶようになるのは、もはや期待できないだろう。 学ばないのであれば、当然実践もされないだろう。正に絶望的・・ もちろん、自らの意思で学ぶ人もいる。しかし私
いよいよまもなく50歳の誕生日を迎える。 忘れられないのは、5年前の45歳の誕生日。 詳しくは以下投稿に述べているが、それはもう、一生忘れられない誕生日になった。 この日、私は生まれて初めての出社拒否を決断した。当時の上司が酷いパワハラ上司であり、闘う気力と体力が限界だった。 ある意味、抗議の意味も含めた出社拒否だったが、結果は散々だった。 今振り返れば、あの時の経験があるからこそ今があると言えるのだが、ああいった経験はしないに越したことはない。そして、その経験を決して
数ある記事の中から、この記事に興味を持っていただきありがとうございます。 この記事では、2022年9月2日に参加をした、ドラッカーをテーマにしたイベント(セミナー)についてまとめています。 「マネジメント」で有名なドラッカーさんですが、私の思うドラッカーさんの魅力は、「マネジメント」の第一人者であることに加え、社会人として正しく生きていく為の心構えを示してくれる、というのがあります。 先日参加させていただいたこちらのイベントも、マネジメントの側面だけで無いドラッカーさん
数ある記事の中から、この記事に興味を持っていただきありがとうございます。 皆様は、埼玉県入間郡にある「石坂産業」という会社をご存じでしょうか? カンブリア宮殿でも紹介されたことのある会社ですが、初めて耳にされる方は、まずは以下のご紹介アニメをご覧いただければと思います。 この夏休みに、子供を連れてこの石坂産業が営む里山『三富今昔村』に行ってきました。 いつか訪れてみたいと思っていましたが、ちょうど子供向けのイベントがあり、自然や生き物が好きな娘に話をしたところ乗り気だ
数ある記事の中から、この記事に興味を持っていただきありがとうございます。 ところで皆さんは、日ごろ活き活きと働いてらっしゃるでしょうか? または、活き活きと働いた経験をお持ちでしょうか? 私はあります。 働くことってこんなに楽しいことだったのかと思うほど、心の底から楽しく活き活きと働いた経験があります。 しかしそれは、今から15年以上も前(2000年初頭)の話ではあります。 今回の記事は、正にその、心の底から楽しく活き活きと働いた時の話です。 先に結論を行ってしまうと
数ある記事の中から、この記事に興味を持っていただきありがとうございます。 ところで皆さんは、日ごろ活き活きと働いてらっしゃるでしょうか? または、活き活きと働いた経験をお持ちでしょうか? 私はあります。 働くことってこんなに楽しいことだったのかと思うほど、心の底から楽しく活き活きと働いた経験があります。 しかしそれは、今から15年以上も前(2000年初頭)の話ではあります。 前回、”基本と原則”に反していたが為に、最終的には売却されてしまった組織のことを書きました。
数ある記事の中から、この記事に興味を持っていただきありがとうございます。 ところで皆さんは、日ごろ活き活きと働いてらっしゃるでしょうか? または、活き活きと働いた経験をお持ちでしょうか? 私はあります。 働くことってこんなに楽しいことだったのかと思うほど、心の底から楽しく活き活きと働いた経験があります。 しかしそれは、今から15年以上も前(2000年初頭)の話ではあります。 でも今回お伝えするのは、その活き活きと働いていた時期から数年経った頃の話です。 その時配属され