近年の国際情勢の変化と国内情勢の変化
1月5日(木)晴れ
毎日晴れているのだが、寒い。昨日は午前中松本に整体を受けに出かけ、正月中はよく食べたなという感想があったが、やはりそうだということはわかった。今日はまた母を松本の病院に連れていくので早起きしてブログを書いているわけだが、3時過ぎに起きたので流石にもう眠い。今日は資源ごみが日なので正月の間にかなり溜まったものを出さないといけないのだが、それをまとめたりマンガ雑誌も出せるものがだいぶあったのでそれもまとめたり、年賀状の整理をしたりしていたら思ったより時間がかかってブログを書く時間に食い込んできた。寒く無いように暖房はかなり強力につけているので、寒くはとりあえずないけど眠くなることはなる。
昨日は国際関係の認識について現状認識について書いたのだけど、日本は欧米主体の国際秩序の中にいて、それは日本国憲法にも規定されている。日本国憲法前文は「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会」において「名誉ある地位を占めたいと思う」と言っているのだから、専制と隷従をもたらし平和を破壊しているロシアに対しては断固として反対するのは当然なので、「国際紛争の解決の手段としての戦争」は放棄しているにしてもこうしたルール違反の国々に対して国際社会の一員として制裁を加えることは禁止はされていない。とりあえず日本の国際関係論・国際政治学をリードする人たちも基本的にその立場であるし、現実問題として日本は現状そういう方向でいくべきだと思っている。
この国際社会秩序にはっきりと違う方向性を示すようになったロシアや中国をどう「包摂」するのか、ないしは彼らの主張をある程度受け入れて「妥協」するのか、あるいは彼らに「制裁」を加えたり「排除」に動くのか、という選択肢の中で、強硬な順から並べれば1排除2制裁3包摂4妥協となるわけだけど、基本は3包摂を目指す勢力が強かったのに対し、2制裁が中心になっているが、1排除まではなかなか行かないというのが現状だろう。新興国や発展途上国の中には当然ながら4妥協を主張する人たちもおり、ロシアや中国中心の国際秩序を求めている国もシリアなどないこともない、という感じだろう。欧米中心国際秩序の立場から言えば4妥協以上の対応はないが、あとは現在の秩序が崩壊するか中露中心の権威主義的国際秩序に移行するかくらいの方向しかないが、現状の日本にとってそれが望ましいようには思われない。
国内に目を向けるとデジタル化・AI化の進展による国民生活形態の変化、コンサルなど間接部門の事業化による経済構造・企業構造の変化、出版・流通などにおける主にデジタル化による事業形態の変化、運輸・旅行・通信・エンタテイメントなどにおいてもそれらによる変化は著しい。環境問題の提起によって家電製品や自動車などの輸送手段にも大きな変革が起こりつつあり、そうした生活形態・営業形態の変化によって企業のあり方自身も変化しつつある。
こうした経済の構造から表面に及ぶ多角的な変化は日本だけの問題ではなく世界で起こっていることで、日本企業が十分についていききれてないのが現状だと思うが、そうした中で中小企業などを含めた人の働き方も変化していて、特にコロナ等の影響でリモートワークなどの許容度が一気に加速したのは大きいだろうと思う。しかし製造業が多くの労働力を要求しなくなるとサービス業、特に感情労働と言われる分野に多くの人が流れ込み、今までそれほど重要ではなかったその分野での能力が多くの人に求められるようになって、そこでまた齟齬が生まれるという感じになっているのだろう。
こうした社会の変化の中で比較的感情労働において優位性を持っていると考えられる女性の地位が向上しているのは上に述べたことと無関係なことではないだろう。折りからの「男女共同参画」という名の女性の地位向上運動と相まって、女性の地位の向上というよりは男性の没落という現象が起こっているのではないかと思う。特に従来家庭の稼ぎ手であった男性が十分な収入を得られないケースが増えていて、それが大きな問題になっているように思われる。
新自由主義という政治経済思想と自分が現状認識しているこうした変化がどう関係あるかはもう少し考えてみないといけないが、こうした社会の変化と自分が感じている経済的には社会民主主義的なケインジアン政策の必要性と、また政治的には保守のスタンスの思想が必要だと思っているその点について、掘り下げて考えていきたいと思っている。
基本的には、変化が激しい時代だからこそサポートが重要だということと、変化が激しい時代だからこそ見失うべきでないものを重視すべき、ということになるかとは思うのだが、まあもっとその辺考えを彫琢したいと思っている。
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