楽しむために読む本:「史記を語る」を読んでいる/寒くなってきた

11月19日(火)晴れ

昨日は東京で、結局電車に乗っては出かけずに家の中でいろいろなことをしたり休んだりしていたのだが、夕方少し出て郵便局や銀行に行って通帳の記帳などしてきた。いつも止める駐車場にある自販機でボスのカフェオレを買って飲んで、帰りに駅前のたい焼き屋が美味しそうだったので一つ買って帰った。歩いていると、なんだかんだで消費の誘惑がある。「龍と苺」の最新巻が出ているのを思い出したのでこれも駅前の文教堂で買った。丸善だとhontoポイントとpontaポイントの両方をつけられるが、文教堂ではhontoポイントだけのようだった。

とりあえず新宿9時の特急に乗ることにし、PCで切符を取って家でいろいろやろうと思ったのだが、どうもこれから動くということになるとあまり集中できない感じがして、家の中もあまり手をつける気にならなかった。一泊二日で東京に帰る時は、二日目に何をやるかが難しいといつも思う。

ただ、いつもは新宿8時に乗るから6時半頃家を出て、バスと地下鉄とJRを乗り継いで新宿に出るのだが、時間帯のせいかどこもすごく混んでいる。昨日は7時20分頃に家を出て同じ経路だったがだいぶ空いているなという印象だった。東京駅の駅弁売り場でも人が少なくて、ただ残っている弁当も少ない。昨日はなるべく安いものをと思ったらレモン神戸牛弁当になり、なんだか贅沢になった。駅弁ももう1000円以内に収めるのは難しくなっている。売り場のお茶が175円というのはどうかと思ったが、そこでは買わずに新宿駅で120円のを買った。車内も比較的空いていて落ち着いた感じだった。

なんとなく家にあった宮崎市定「史記を語る」(岩波文庫、1996)を読んでいたのだが、まあ楽しい。読んだのはだいぶ前だから忘れていることが多いのだが、結局語り口ということだろうか。歴史の本も最近のものは正確性を重視して勉強のために読むという感じになってしまうのだけど、宮崎先生の本は勉強しているという意識を持たずに読むことができ、へえっと思ったり感心したりしながら読んでいける。本というものはやはりどんなジャンルのものでも、まずは楽しむために読みたいものだなと思う。

どうも忙しくて、「忙しい」は「心を亡くす」と書くというが、楽しむということがなおざりになりがちなのは確かだし、自分にとっても重要なことだなと改めて思った。楽しむため、という根拠でも本は選ばないといけないなと思う。

地元の駅に着いたのが午後11時をだいぶ回っていて、実家に帰着したのが23時40分ごろ。駐車場までの道は寒かったが、今調べたら3度くらいだった。なんとなくすぐには寝られなくて1時ごろ布団に入ったが寒いので、入浴して暖まってから寝た。起きたら5時半、少し睡眠時間は足りないが、9時の特急だとどうしてもこんな感じにはなるよなあと思う。全体に余裕はあるのだが、寝るのが遅くなるのだけが難点である。

今朝の最低気温は0.2度、昨日は東京でも結構寒かったが今朝の最低気温を見ると7.9度なのでまあ基準が違う。それでも昨日は暖房を出してきて使えるようにはした。考えてみたらもう11月も後半である。

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