地震と富士山噴火/日本のグランドデザイン
12月3日(金)晴れ
今朝は少し早めに起きて、風呂に入ってからゴミ処理をし、職場等も片付けて週刊漫画Timesを買いに行き、帰ってきて少しネットを見たら富士五湖周辺で地震があったというニュースを見たが、運転中だったのか全く気が付かなかった。
富士五湖周辺では地震が増えているらしい。偶然かもしれないが富士山噴火と地震の関係についての記事があったので読んでみると、噴火の前にはまずマグマ溜まりの振動である低周波地震が起き、次に有感地震、そして火山性微動が始まると噴火は近い、ということのようだ。実際には低周波地震が時々起きてはいるが、まだマグマが上昇する感じにはなっていないということだけど、最近の有感地震との関係については、記事はこれから出るのかなと思う。
岸田内閣の「デジタル田園都市国家構想」に関連して、池田内閣の「全国総合開発計画(全総)」以来、「国土総合開発法」に基づき5度にわたって計画が作成されたが、人口減少社会への転換に際し「国土形成計画法」に抜本改正されて2度にわたり国土形成計画が作成されている。最新のものは2016年に作成された第二次国土形成計画になる。
そこでこれをダウンロードして読んでいるのだが、まだあまり読めていない。現状の日本国の捉え方がこういう感じなのかという感じで、ほぼ一般に言われていることが多いが、特に感じたのは「日本全体の中での格差の縮小」と「国際的な(大)都市間の競争での勝利」の二つが課題になっているという感じで、そうなると「東京一極集中」は前者では悪、後者では善ということになるわけで、その辺の矛盾は根本的には解決しているわけではないなと思った。
これは国際間競争に勝つために大企業を優遇しろという主張と経済格差をなくすために中小企業にもっと支援をという声と同じことで、そのバランスをどこで取るかが問題なのだと思うが、現状は強者の側に比重が偏り過ぎている感じはするが、だからと言って国際間の競争に有利に動いているわけでもないので、袋小路を抜けることはそう簡単ではないように思った。
「デジタル田園都市構想」は今後どのように進められ、これらの既存の計画とどのように整合性をとっていくのかが問題になると思うけれども、日本の未来のグランドデザインを描き、日本が暮らしやすく豊かで文化的な環境を持ち続ける、あるいはさらに発展させるためにも重要なことだと思うので、期待はしていきたいと思う。