FXと筋トレの共通点とは?自分で決めることの重要性
みなさんこんにちは。
今回は相場と筋トレについて共通している部分があるので私の考えを話してみたいと思います。
私がよくFX学習で迷走していた時に、習慣にしている筋トレに置き換えて考えてみたりしたものです。
筋トレはかれこれ17年間続けていて、今も週に5回はジムに行きます。
なぜ筋トレをしているのか?と聞かれれば特に目的もなく続けてきたから。と答えますが、この回答だと相手が混乱するので健康のため、仕事で活かせるためだと言い直したりします。
筋肉を作る工程が筋トレですが、様々な恩恵があるのはもちろん。
体のシルエットが整ったり、セロトニンや成長ホルモンが分泌されて前向きになったりと仕事にも活かせるのでやるに越したことはありません。
トレードで負けた日でも筋トレをするとなぜかスッキリして前向きに検証を始めたりもしました。
トレードと筋トレに限らずまずどの山に登るかの目標設定から
例えば筋トレにトライする前に自分がどんな体を目指すのか?なりたい姿があると思います。
ただ痩せたい。だから食事制限をする。では意味は分かりますが、継続できない人がほとんどでしょう。
これはトレードに置き換えると、単純にお金を稼ぎたいから、場所にとらわれないFXをやる。みたいなイメージです。
浅いのがわかると思います。
では、もう少し深さを出して考えていきましょう。
私は男なので男性の体を例に筋トレを通して目指す山を決めます。
筋トレは様々な方法があり、どんな体を目指すのか決まらない限りなんとなくの体が出来上がります。(多分継続できない)
例えばボディビルダーのような全身の筋骨隆々を目指すのか?もしくはフィジークと呼ばれる逆三角形ボディを目指すのか?その他にもベストボディと呼ばれるスリムだけど筋肉がデザインされていてファッショナブルな体を目指すのか?
その他にもカテゴリはありますが、どの山を目指すのかでトレーニング方法は変わってきます。
では、トレードに置き換えるとスイングトレーダーなのか、デイトレなのか、スキャルなのか、1回の取引でどれくらいのpipsを狙いたいのかによって戦略が変わるのがわかると思います。
何も定まっていない状態でとにかく金稼ぎたいから毎日検証してトレードしてます。だとなかなか成長を感じることはないでしょう。
私もデイトレを基本としていたつもりでしたが、時たまスイング系の検証になったり、それだとチャンスが少ないからとスキャルの検証をしてみたりと右往左往状態であることに気づきました。
これでは本番でのトレードに支障をきたすのは目に見えて分かります。
ここに気づいた時点で、自分の性格と照らし合わせながらどんなトレードをしたいのか自問自答が始まりました。
・これまで習ってきたことはデイトレだよな
・毎日トレードしてお金稼ぎたいからスキャルもいいんじゃない、でも負ける可能性も高まるよな
・できればFXに執着せずに余裕を持った環境認識をしたいな
・手法は複数通貨に通用するのか検証してみるか、でも2個程度に絞った方が成果出る気もするしな
・SNSで成果出している人って羨ましいな、真似してみるか
どうでしょう?
矛盾した思考回路がぐるぐる回っているのがわかると思います。
つまりその時々で自分の軸がぶれ始めているんですね。
筋トレも同じで、どんな体を目指すかを決めたら一切ブレてはいけません。目標達成するための取組以外考えない。
現代はSNSで様々な情報が飛び交っているので参考になるものも沢山あります。
ちなみにその人が成果が出た方法を真似して、あなたが成果が出るとは限りません。
筋トレであれば人それぞれスタート時の体重や骨格、筋肉量も違うわけですからそのまま真似しようとしても成果を感じづらい事が多々あります。
他人は他人、自分の頭で考えて決める
どんな世界においても大切な事があります。
それは、「最後は自分で決める」という事です。
教わっている先生がいても、あくまで魚の釣り方を教えてくれるに過ぎず、魚そのものはくれませんよね。
野球で例えるなら、スライダーの投げ方を教えてくれるコーチがいても投げるのはあなたという事です。
そのあなたが自分で創意工夫して練習して調整していかないと、コーチはあなたではないので感覚が掴めません。
だからFXにおいても、どのスタイルでどの通貨をどれくらいの取引量と損切りでどんなエントリーポイントからどれくらいのEXITを狙っていくのか?ここを最初に決めなければスタートに立つのは難しいでしょう。
脳はストレスを嫌いますから、なるべく同じ作業は習慣化したがる生き物です。
繰り返していけば行くほどデータが蓄積されるので、見るポイント、無視するポイントもわかってくるのです。
ここに気づけるか?
はい、私は気づくまでに3年を要しました。筋トレが習慣化していたので常にポジティブだったことが継続できたポイントかもしれませんが、なぜ気づかなかったのか?と気づいてみれば当たり前だったと認識しました。
FXは金銭欲が絡んでいるので、エントリーをしていなくてもその他の部分で思考を麻痺させるものです。
ここに気づいてから私はこう決めました。
・デイトレーダーなので5分足トレード
・通貨は2通貨(GBPAUD,GOLD)
・損切りは損失許容5%の15PIPSまで(オーバーする見込みのある箇所はトレードしない)
・エントリー手法はフィボナッチ、水平線、RSIを活用したもの
・利確はプラスのうちに逃げるのなら伸ばしてもいい
ここをぶらさずに決めることで、エントリーの安定性ややるべき検証内容が整いました。
SNSの誘惑には目もくれず、ただひたすら自分との約束を守り、淡々とこなしていく作業。
みなさんも何かヒントになれば幸いです。