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柴胡加竜骨牡蛎湯と抑肝散の違いを知りたいです。
夜眠れなくなって、柴胡加竜骨牡蛎湯 さいこかりゅうこつぼれいとう と 抑肝散 よくかんさん どちらを飲もうかなと迷い、試しに柴胡加竜骨牡蛎湯を飲んだところ気持ちが落ち着き眠れるようになりました。
柴胡加竜骨牡蛎湯と抑肝散の違いを知りたいです。
回答 単発的に使うならOK 柴胡加竜骨牡蠣湯には下剤が入っているので、常用はしない方がいいです
不眠には色々なタイプがありますが、柴胡加竜骨牡蠣湯と抑肝散はよく使われることがあります。
本日は柴胡加竜骨牡蠣湯に関して解説します
生薬の数が多いので、なるべく複雑にならないように解説しますね
まずは小柴胡湯 しょうさいことうという漢方薬の甘草 かんぞうを抜きます
なぜならば、柴胡加竜骨牡蠣湯は、小柴胡湯よりも病気が進展してしまった方に使う漢方薬だからです。
甘草には(副作用を出さないために)漢方の攻撃力を緩和する効果がありますが、柴胡加竜骨牡蠣湯は攻撃力を高めるためにあえて甘草を取っています。
そして、そこに、気を下げる 竜骨 りゅうこつ 牡蠣 ぼれい (鉛丹現代では使われない)
残ってる表邪を取り除く桂枝 けいし
気を下げつつ、お小水を外に出す 茯苓 ぶくりょう
便通を外に出し熱と邪気を外に排泄する下剤 大黄 だいおう
が配合されています。
この漢方薬は「風邪が進展してしまい、体の深い部分に悪さをしている状態で、熱化しているため、お小水も便も外に出ない状態」に使う漢方薬です。
気を下げる漢方薬が入っているので、神経がたかぶった時に短期間使う分には良いですが、強い漢方薬ですから、常用するのはやめた方が良いと思います
また、下剤の大黄が配合されていますので、お腹が緩い方はやめてください。あるいは便が正常でもこの漢方薬を服用することで下痢をしてしまう恐れもあります
いかがでしたでしょうか?
漢方薬を知るには名前だけではなく、中身を知ることが大切です。
不眠の漢方薬は難しいので、自己判断で選ぶことはお勧めしません。
私と一緒に一歩ずつ勉強していきましょう