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足のつりに芍薬甘草湯 しゃくやくかんぞうとうが出されました。効果を実感していますが、いつまで飲めば良いですか?

質問
足のつりに
芍薬甘草湯 しゃくやくかんぞうとう
が出されました。
効果を実感していますが、
いつまで飲めば良いですか?

回答
足のつりが治ったら
別の漢方薬がお勧めです

芍薬甘草湯という漢方薬は
よく足のつりで服用されることが多いですね。

ただ、いつまで飲めば良いのか、
足のつりが治った後も飲み続けた方が良いのかなど、
疑問に思うことも多いのではないでしょうか?

それでは解説していきます

芍薬甘草湯 は
芍薬 しゃくやく と甘草 かんぞう の
二味で構成されたシンプルな漢方薬です

ではどうして足のつりによく効くのかと言われると

1.芍薬 しゃくやく
の柔肝作用 じゅうかんさよう (補血薬)
柔肝とは血を補って

肝の緊張や筋肉を緩める作用の事足のつりは
体の血が一時的に少なくなり、

筋肉が固まってしまう状態の事
(夜になると血が肝臓に集まるため、
足の筋肉の血が少なくなり
足のつりが起こりやすい)

芍薬が配合されていることで、
筋肉を緩める作用と血を増やす働きがある

2.甘草 かんぞう
の緩急止痛作用 (補気薬)

甘草には様々な
作用がありますが、その中の一つとして、
緊張を緩め、痛みを止める働きがあります。

足のつりは筋肉の緊張ですので、
甘草が入っていることで、
痛みを軽減して、
筋肉の引き攣りを緩めることが期待できます

ここまで読むと
足のつりの予防にも使えそうですし、
ずっと飲んでいても良さそうです。

しかし、そもそも
「足が攣りやすい体質」
というのがあり、

この漢方薬は体質そのものに
アプローチする種類のものではありません。

一例を出すと、
秋で乾燥したら急に足がつり始めた(血虚血燥タイプ)
ゴルフに行った後は足がつる(気陰両虚タイプ)
冬寒いと夜に足がつる(寒凝血瘀タイプ)

このように様々なタイプが
ありますので、足のつりが治ったら原因に合わせて
元にアプローチすることが必要になってきます

いかがでしたでしょうか?
漢方薬を知るには名前だけではなく、中身を知ることが大切です。
私と一緒に一歩ずつ勉強していきましょう

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