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帰阪のルートをようやく見つけ出したときその旅で初めてのガッツポーズが出た

2018年7月7日、岐阜県土岐市のホテルで、大雨を眺めながら朝食をとった。後に「平成30年7月豪雨」と呼ばれ、特定非常災害・激甚災害にも指定された豪雨である。

前日、岐阜県内で予定されていた講演は土砂降りのため中止に。講演の翌日、帰阪のために予約していた高速バスも、運休するとの連絡があった。

講演もできず、大阪へ戻ることも許されないのだろうか?

近鉄特急や新幹線で大阪市内へ戻っても、大阪の鉄道はほぼ運休しており、泉州の自宅へ戻れない。想像するだけで疲れ果てる。

ふと、ひらめいたことがある。

そうだ、関西空港を目指そう!

24時間営業の関西空港なら何とでも過ごせる。

その方法が見つかった。

①名古屋から櫟本(天理市)まで名鉄バスで移動

②櫟本から関空リムジンバスで関西空港へ移動

土砂降りの中で、講演のための荷物を抱えての移動と、相次ぐ予定変更への対応で大童だった出張。初めてのガッツポーズが出たのがこの時だった。



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河野陽炎|田舎の一人プロダクション
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