【理論経済学】需要曲線と供給曲線の演習問題と解説
需要曲線と供給曲線の演習問題と公務員試験の解説レジュメを作成しました。合計12枚で100円です。西村和雄教授の『入門経済学ゼミナール』(実務教育出版)をレジュメで補足解説しました。第1章市場機構と需要・供給の1.1.需要曲線と供給曲線をレジュメで解説しました。需要曲線と供給曲線って、基本から考え出したら、キリがないんですけど、武隈ミクロによると、「需要曲線について、通常は需要者は財の値段が高いときよりも安いときの方がより多くの財を購入するであろう」ということで、右下がりの需要曲線(あくまで需要曲線に沿った移動)を承認している。一方、「供給曲線について、通常は供給者は価格が低いときよりも高いときの方がより多くの財の量を生産するであろう」として、右上がりの供給曲線(あくまで供給曲線に沿った移動)を承認している。ここは、学部レベルの本なので、この記述を素直に承認しておくことにするほうが理解のためには良いと思う。もっと言うと、需要曲線というのは「物を買いたいと思う人(需要側)の希望(提示価格)と量(提示量)の曲線」のことであり、供給曲線というのは「物を売りたいと思う人(供給側)の希望(提示価格)と量(提示量)の曲線」のことのはずである。需要曲線と供給曲線が交差する(一致する)点で、価格と量(需要量と供給量)が決まるはずである。ヤフーオークションやメルカリみたいなものを想起していいのだろうと思う。経済学って、実用の学問でもあるんだけど、色々と考えたり、現実に引き寄せて考えたりするのが楽しい頭を使う学問なんですよね。「需要曲線について、通常は需要者は財の値段が高いときよりも安いときの方がより多くの財を購入するであろう」というコメントに対し、現実では、必要量は一定であったり(たとえばマヨネーズ)、お腹いっぱいになってしまう(たとえば、ほっともっとのお弁当)ことがあり、財の値段が安くなっても、需要者は、一定量しか買わないというイチャモンには、どう対抗すればいいのだろう。だから、それには、あくまで、これは、理論的な話であるとか、それには、そういう財を設定し、新しい需要曲線を設定すればよい(たとえば、「上級財」「下級財」「ギッフェン財」など)というだけの話なのであろう。供給曲線に関するイチャモンも同様に考えて良いのだと思う。他にも、日常的にスーパーで買うバナナ(輸入品)なんですけど、フィリピンのバナナ農家側(供給側)は、「もうちょっと高く買ってくれないか」と言い、需要側は、「少しでも安く買いたい」と思っているという、供給側と需要側の相克(思いや思惑の交錯)があるわけです。また、昨今の物価上昇で、マヨネーズの供給側であるキューピー株式会社(供給側)は、原材料のタマゴの価格上昇(鳥インフルエンザによるニワトリの減少で供給不足による価格上昇)でマヨネーズの値段を上げたわけですが、原材料のタマゴの値段が下がっても、価格は上げたままで、経営学部的な価格設定ながら、一度値段を上げると、下がりにくいという現象を表していると言えます。政府当局からみた市井の物価上昇(インフレ)のメリットは、経済学的には、過去に発行した国債による多額の借金が目減りすることくらいだと思われます。
ところで、日本の学問って、スケールが小さいですよね。技術的なものに走るというか・・・。このレジュメなんかも、そういう日本の学問の特質の1つの流れにはいると思います。
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