シン・エヴァの感想。
シン・エヴァンゲリオン劇場版を見た。面白かった。一通り見ているつもりで、碌に予習もせず予告編を見て、先輩からいただいた「よかった」程度の軽い事前認識で行きました。
様々、考察が出ているので、それを読む前に自分の感想っぽいものまとめ。時系列とか関係なく思い出した順にパラパラと。そんなに具体的なことは書かないつもりですが、念のためのネタバレ注意です。
・そこそこに混んでいたが、予想していたほど(鬼滅レベルで混む可能性も考えていた)ではなかった。
・いうまでもなく碇シンジの成長譚。シンジ君かっこよかった。「ガキ」と呼ばれる部分が立って、「大人になった」関係のセリフも印象的。
・過去作をかなり意識したカットもあったように思う。意識して作ってあることでタイムリープ的な印象も受ける。ちょっと、マドマギの劇場版を想起。
・序盤は有名台詞を入れての簡易復習をさせてくれる。有名ゼリフがあるので、ああそうそうエヴァってこんなだったとちょっと思い起こす。テンポが速いので、きちんと理解させるというよりは、それぞれの中にあるエヴァを想起させる印象。
・前からですが、音楽よい。
・碇ゲンドウが話す。ゲンドウがシンジを認める。どことなくハガレンを連想した。
・演出として「映像撮影に使うセット感」のあるシーンがいくつかでてくる。終幕に向かって、一人ひとり送り出していく様子も、独特な俯瞰な雰囲気。裏宇宙?感もあってよい。
・エンド的には明るい世界が(コア化から救った?世界が)続く印象。シン・ゴジラをちょっと連想して、活力をいただく雰囲気。ある種ただの裏方のセリフ「書類にサインを」とかがあるのもよい。
・カヲルくんの終幕していく過程で泣いてしまった。泣いた瞬間は何に泣いているかあまり自覚していなかったけど、おそらく下記の視点。
碇シンジは様々なものを「選択すること破壊してしまったり」「選択しないことで破壊してしまったり」してきていた。劇中の前半では、シンジくんが選択したことで救われた(生き残れた)人たちが出てくる。
そして、カヲルくんのシーンでは、シンジくんが「そのままでいたことでカヲルくんが救われていた」という印象を抱いていたのだと思う。
選択して壊したものもあったけど、救えたものもあって、また選択できなかったことで壊してしまったものもあったけど、ありのままでいることで救われる人もいた。何か、それがよかった。
さて、様々考察を読みたい。
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