【2025年版】海上保安学校の基礎能力試験攻略マニュアル【過去問10年分】
⏰更新日:2024年10月25日
✅本記事のまとめ
※5月試験(特別)はこちら。
✅本記事のもくじ
基礎能力試験の概要・科目・過去問
間違った勉強方法
正しい勉強方法
出題傾向と対策
受験相談・アドバイス
基礎能力試験の勉強に必要な内容をまとめています。
このnoteを活用すれば、
どの科目が重要なのか。
なにから(どこから)勉強すればいいのか。
たくさんの問題(過去問)を解きたい!
勉強方法について相談したい!
といった悩みや不安を解消することが可能です。じっくり読んで自分のものにしてくださいね!
✅基礎能力試験の概要・科目・過去問
基礎能力試験は第一次選考で行われる筆記試験です。
試験時間:90分
問題数:40問
レベル:高校卒業程度
出題形式:択一式
解答方式:マークシート
配点比率:一般課程3/4、その他3/8
出題科目
基礎能力試験の出題科目は計算力や読解力を測る『知能分野』と、今までの基礎学力を測る『知識分野』で構成されます。
知能分野:20題(文章理解⑦、課題処理(判断推理)⑦、数的処理(数的推理)④、資料解釈②)
知識分野:20題(自然科学⑤、人文科学⑧、社会科学⑥、情報①)
※○内の数字は出題数
過去問
出題形式やレベルの把握など、これからの勉強に過去問は必要不可欠です。まずは過去問を解いてみてレベルや出題形式を把握してみましょう!
このnoteの巻末付録として過去10年間の実施問題(作文試験・学科試験含む)を収録してあります。
PDF形式で作成されており、パソコンやタブレット、スマートフォンなど、様々なデバイスで簡単にアクセスできます。
必要な部分を印刷して紙のノートに貼り付けたり、デジタルノートに取り込んで自分だけのカスタマイズされた学習資料を作成することもできますよ。
✅間違った勉強方法
基礎能力試験で点数が取れない人に共通することって何だと思いますか?
結論、「全科目・全範囲を勉強している」ってことなんですよね…。もう少し簡単に言えば、参考書や問題集を最初から最後まで同じように勉強しているからです。
どんな試験でもそうだけど、全範囲からバランスよく出題されることはありません。よく出る問題もあれば、まったく出ない問題だってあります。
それなのに…、最初から最後まで勉強してしまう。
なぜか…。
それは、過去の出題傾向を理解せず(理解したつもりで)適当に勉強しているからです。
今やっている科目や範囲の重要度が低いと時間の無駄になりかねないので、そんな間違った勉強をしないようにしてくださいね。
✅正しい勉強方法
基礎能力試験で点数を取りたいなら、「いる科目(分野)はどれで、いらない科目(分野)はどこか」をしっかり理解してから勉強することが重要です。
たとえば、基礎能力試験の科目数は多いですが配点(問題数)は科目によって異なります(下表参照)。
$$
\begin{array}{|l|l|l|l|}
\hline
\text{科目} & \text{2022年} & \text{2023年} & \text{2024年} \\
\hline
数的推理 & 4問 & 4問 & 4問 \\
\hline
判断推理 & 5問 & 5問 & 5問 \\
\hline
空間把握 & 2問 & 2問 & 2問 \\
\hline
資料解釈 & 2問 & 2問 & 2問 \\
\hline
文章理解 & 7問 & 7問 & 7問 \\
\hline
政治 & 2問 & 2問 & 2問 \\
\hline
経済 & 2問 & 2問 & 2問 \\
\hline
社会 & 1問 & 1問 & 1問 \\
\hline
日本史 & 1問 & 1問 & 1問 \\
\hline
世界史 & 2問 & 2問 & 1問 \\
\hline
地理 & 2問 & 2問 & 2問 \\
\hline
国語 & 2問 & 2問 & 2問 \\
\hline
英語 & 2問 & 2問 & 2問 \\
\hline
思想 & 1問 & 1問 & 1問 \\
\hline
数学 & 1問 & 1問 & 1問 \\
\hline
物理 & 1問 & 1問 & 1問 \\
\hline
化学 & 1問 & 1問 & 1問 \\
\hline
生物 & 1問 & 1問 & 1問 \\
\hline
地学 & 1問 & 1問 & 1問 \\
\hline
情報 & - & - & 1問 \\
\hline
\end{array}
$$
闇雲に手を出すのではなく、まずは配点の高い数的推理や判断推理から勉強を始めるといいでしょう。
試験データ皆無な"情報”や1問しか出ないくせに点数が安定しない歴史科目を真面目に勉強すると落ちるので注意!
✅出題傾向と対策
過去10年分の問題を分析し、出題範囲を科目別・分野別に一覧化しています。
たとえば、日本史の出題範囲を分析すると「近・現代史」はよく出ていますが、「原始〜近世」はほとんど出題がないことがわかります(下図参照)。
このように基礎能力試験の試験科目は多いですが、出るところがわかっていれば悩むことはありません。最初から最後までコツコツ勉強していたのがバカらしく感じることでしょう。
また、勉強の仕方がわからない初心者が「科目選び」を間違えてしまい、まったく出ない科目(分野)に時間をかけたり、反対に重要科目(分野)を捨ててしまったりするリスクも減らせますよ。
その他の科目についても過去10年間(2015〜2024年)の問題を分析し、出題範囲を分野別にまとめています。
無駄な時間を使いたくない方や、効率的に勉強を進めたい方はこのまま読み進めてください。
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