巫女バイトを体験して感じたこと

こんにちは。高校5年生です。

前回に引き続き、巫女のアルバイトを経験させていただいたお話です。

今回は個人的感想を書かせていただきます。

本当に個人的感想ですので、他の巫女さんや他の神社さんでは当てはまらない場合がございます。ご了承くださいませ。

まず驚いたのが、学業成就のお守りが思ったより人気がないこと。

初詣ですから、ご家族で来られる方が多くいます。小学生くらいのお子さんもたくさんお参りされ、お守りを買っていかれましたが、学業成就を選ぶ方が数えるほどしかいませんでした。

確かに他にも見た目がかわいいお守りもありますが、そちらも期待するほど選ばれていない印象でした。親御さんと同じ開運厄除のお守りや総合的なお守りを一緒に買うお子さんが多かったです。

「小学生にはどれが良いですか」と聞かれた場合は学業のお守りをおすすめしましたが、ほぼ大半、「学業はねぇ……」と複雑な顔をされました。お子さん自身が「これがいい!」と学業のお守りを選んだ場合も、親御さんが「それ、勉強のお守りだよ。やめときな」と止めるケースを何度も見ました。

私が小学生だった頃は学業成就一択だった記憶がありますが、10年も経てば時代は変わりますね。

また、以前買ったお守りを、授与所に返しに来る方が一部いらっしゃいました。大抵、「古札納め所」が境内にあるので、これから納めるという方はそちらにお返しくださいませ。

御朱印も、受け付ける場所が用意されていると思いますので、探してみてくださいね。

あと、私の経験不足ではありますが、お札を買いに来られる方がおっしゃる神様が分からないことがありました。どうやら地元の方が呼んでいる名称だったようです。お札には神社のお名前しか書いておらず、種類は数十体あります。神社のお名前を伺ったのですが、参拝者の方が分からず、結局は本職の方に助けていただきました。

それから、1日中立って参拝者の方々と接していると、近づいてこられる皆さんの動きで「この方は見に来ただけだな」とか「この方は迷っているけど、買わないだろうな」というのが分かるようになりました。その度にそっとしておくか、「明けましておめでとうございます」とご挨拶するか、「何かお探しですか?ご一緒にお選びいたしましょうか」とお声がけするか、対応を決めます。

最初はご挨拶やお声がけを無視されただけで情けない気持ちになっていましたが、「この方は絶対に買う」と思った方だけタイミング良くお声がけすることで無視されることがなくなり、ハートが強くなった気がします。

また、「相手は『お客様』ではない」と考えることで、嫌な態度を取られても笑顔に戻ることができました。私はアルバイトなのでそんなことはありませんが、本来は参拝される方よりも巫女さんの方が立場は上です。本職の巫女さんはそれを分かっていらっしゃるので、失礼な態度をとられても堂々と対応されていて、とてもかっこいいです。

ちなみに今年は分散参拝が推奨され、2月頃まで初詣としている神社もあります。お参りする予定でまだ行っていないという方も、急ぐ必要は全然ありませんのでご安心くださいませ。

以上、巫女のアルバイトで感じたことでした。

最後までお付き合いくださって、ありがとうございました。

また、次の投稿でお会いしましょう!