キリマンジャロへ登山経験0の僕が、標高5895mでバトミントンをした話:登山初日
こんにちは!山田廣輝です。
登山備忘録、前回は費用感やルートについて書きました。
今回からいよいよ山を登っていきます。
◆宿出発
宿からゲートに出発。ハイエースに荷物を積み、今回一緒に旅を共にするガイドやポーターと共に。
途中でスーパーに立ち寄り、最後の買い物。そこでなんと!オロナミンCがありました!これはテンションが上がってしまうアイテムで、すかさず購入。エチオピアのスーパーとは違い、かなり品ぞろえもよいです。
そして僕たちが登るルートである「マチャメルート」の入り口、マチャメゲートに付くと、そこで入山手続きをします。そこで入山料を支払う。
出発の準備が終わるまでうろうろすると、食料を発見!こちらが5泊6日のご飯。かなりいっぱいあります。
登山中は自分の持っていく荷物を全部持つ必要があると思っていたので、わざわざ50Lのバックパックを持参したが、自分が持つのは水と軽食などの必要最低限。写真のような袋に入れて、ポーターさんが運んでくれます。
マチャメルートはテント泊なのでこの日からの5泊6日コースは寝袋です。日数については標高に体を慣らすためにもう少し長くとることもできますが、僕はエチオピアの約2,300mの首都で生活していたので、高山に多少なりとも耐性はあると自信に満ち溢れていました。そのため通常通りの5泊6日で行きます。
◆マチャメゲート
その名の通りマチャメルートの入り口です。
さぁ意気揚々と出発!
初日はマチャメゲートからマチャメキャンプまでの約11kmの工程。結構長い道のり、だけど最初はテンションが上がっていてノリノリ!緑が生い茂り、湿気のあるレインフォレストゾーンを抜けていきます。
ここのエリアは一言でいうなら森。木々が生い茂り、雲の中にいるイメージでかなり湿気があります。歩いていてるので、少し体は汗ばむ位。
標高100m上がると気温が約0.6度下がると言われていますので、ここからどんどん涼しくなる。初日のゾーンはまだ大丈夫。
緑を強調させて撮った写真ですがなかなかの森。たくさんの木々に囲まれながら道を歩きます。
標高はエチオピアの首都、アディスアベバとさほど変わらないので高山病の心配も全然なし。ぴんぴんしています。
ただ冷静に考えると、富士山の6~8合目あたりの標高なので、2400m~2800m位の高さ。酸素は地上よりも薄いので要注意。あくまで僕らは少しだけ慣れているというだけなので、対策は万全に。
◆昼食
初日の昼食は弁当を用意してくれます。
肉肉しいのがピクニック感があって良き。気に腰掛けながら頬張りました。
そして霧掛かった森を進み続けます。
面白い生命力たっぷりの木々をくぐりながら少しずつ。
ポレポレ(スワヒリ語でゆっくり)
森を抜けると本日のキャンプ、マチャメキャンプに到着。
本日の行程はここまで。
◆マチャメキャンプ
毎回キャンプごとに看板が立っていて、標高と次のキャンプまでの距離が書かれています。
ここのキャンプは既に3000mが近い。もちろん高山病になる人がいる高さです。ここはずっと霧がかかったような天気で、まさに雲の中といった感じ。
肌寒い感じです。
到着したら次の日までは自由なので、近くを散策したり、テントの中で休みます。テントはこんな感じです。
意外と広々で、これで2人用。おそらくもう一人は頑張ったら入るかな。中にテーブルと椅子が用意されてそこで食事をしたり、コーヒーを飲みます。
寒いこともありますが、とにかくこまめに水分は取るようにと、食事の前にはコーヒーや紅茶が用意されていました。利尿作用もありますがそれでもいいからたくさん取りなさいとのこと。水は近くの川から汲んできて、それを沸かしたものを提供してくれます。キリマンジャロの水はうまいです。
◆ご飯
晩ごはんはこんな感じです。皿に盛られた以上にまだおかわりもあります。
そう、登山行程で出されるご飯は本当に量が尋常じゃないです。僕はもともと食べる方ですが、完食したのは一日目のみ。あとは食べきれない位出てきます。登山道自体は難しくないハイキングのような道のりが続きますが、標高が高いので、エネルギーが必要みたいです。たくさん食って蓄えろ!ということです。
そしてご飯はめっちゃ美味しいです。歩き切った後に食べるからこそうまさ100倍。
夜は持った来たライトか、ろうそくのみ。
登っている時はちょうど満月になる時だったので、星は見れませんでしたが、月明かりで森、木々が月明かりで照らされている光景は息を呑む静寂と美しさがありました。ライトを持っていく必要がない位はっきりとあたりを見渡すことができました。
登山パートナ―とは、ろうそくの明かりで男2人で色々語り合いながら5日間を共にします。初日はまだ余裕があるので小瓶のウイスキーに舌鼓を打ちながら。一日目は無事に終了。明日も楽しみだ。
◆高山病
さぁてここから標高も上がってきます。
このコースは特に厳しい崖が出てこないので、ほとんどハイキング。そのため初心者でも挑戦できる山として知られています。
キリマンジャロ登山で何が大変なのか、それは「高地順応」です。
もし高山病だとガイドが判断したら、すぐ山から降ろされます。それほど高山病は舐めたらあかんのです。高いお金をかけてもお金は戻ってきません。もし登ると決めたら、体つくりを始めましょう。
血流を良くして、高山病を予防するような薬も持って生きましたが、利尿作用があるので、飲み方はガイドに指導されました。
僕も標高2000m超えの都市に住んでいて高地になれているとは言え、行くことを決めてからは週末トレーニングをしていました。
一応対策は万全でお金を無駄にせず、最高の体験ができるよう事前準備をしっかりしました。
そのかいあって登頂まで無事登頂!
2日目の行程もお楽しみに。
ではまた!