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ダナキル砂漠、世界一過酷なツアー体験レポート!!③ダロル火山
世界一過酷なダナキルツアー2日目。
今日は極彩色が一面を占める「ダロル火山」に行きます。緑溢れる日本とはまた違った自然の作り出した美しさを感じることができます。
写真が多めです。
◆朝日
![朝日](https://assets.st-note.com/img/1667446506573-uZkSuVEQoz.jpg?width=1200)
![朝ごはん](https://assets.st-note.com/img/1667446746716-b5SgcWLU1p.jpg?width=1200)
![朝ごはん](https://assets.st-note.com/img/1667446760511-9skj192Vno.jpg?width=1200)
Good morning!
屋外ベッドで目覚めるとちょうど日の出を見ることができました。地平線からゆっくりと太陽が徐々に高くなっていくところを間近に見ながら、朝を迎えました。
朝食は卵とクレープのような食べ物、そしてパン。デザートにスイカを添えて。辺りはほぼ建物がなく、見渡す限り荒野なので清々しく朝ごはんを頬張ります。朝はまだ熱くないので快適です。
トイレはというと、建物や隠れることができる場所にいく屋外トイレです。むしろ隠れることが難しい位周りは開けています。青空トイレも、なかなか経験できることでもないので、楽しみました。
◆極彩色が広がるナメック星への道のり
![ダナキル砂漠](https://assets.st-note.com/img/1667480638981-72o1n254CF.jpg?width=1200)
![ダナキル砂漠](https://assets.st-note.com/img/1667480707769-mTuUdriG1H.jpg?width=1200)
![ダナキル砂漠](https://assets.st-note.com/img/1667480735904-wJdhsv86ab.jpg?width=1200)
![ダナキル砂漠](https://assets.st-note.com/img/1667480760418-REfEKhoCHo.jpg?width=1200)
![ダナキル砂漠](https://assets.st-note.com/img/1667480804952-7C9KX5EWYL.jpg?width=1200)
◆本日のメイン!ダロル火山
![ダナキル砂漠](https://assets.st-note.com/img/1667481185147-MmZG43s76E.jpg?width=1200)
![ダナキル砂漠](https://assets.st-note.com/img/1667481207611-czYsE0bWrR.jpg?width=1200)
![ダナキル砂漠](https://assets.st-note.com/img/1667481272965-KUCA6xgWWT.jpg?width=1200)
![ダナキル砂漠](https://assets.st-note.com/img/1667481565504-A3oggpwJ8D.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1667609034500-6gK1uMMy9R.jpg?width=1200)
見たことのない、アニメの世界でしかないような極彩色の景色がダロル火山には広がっています。ここは水蒸気噴火の影響で形成されたようです。
ここはとにかく熱い。そしてほんのりと硫黄の匂いが常に漂っていて、長時間いると流石に具合が悪くなりそうでした。おそらく硫黄などの成分だとは思いますが、ダロル火山がなぜここまでカラフルになっているのかを調べました。
このダナキル砂漠を含む一帯はアファール低地と言って、地球を覆う殻であるプレートを生成する場所となっています。普通はそれが海底にあるのですが、ここでは世界的に珍しく、地上に表れています。その為、かつては巨大なマグマの塊がこの地に吹き出し、ラクダやヤギなどの家畜を飲みこんだといいます。そのマグマが固まると、周りよりも重くなって、地盤沈下した結果海抜-116mまでに達する低地になりました。そこに、紅海からの海水が流れ込み、塩湖化して、現在のように岩塩に覆われました。それ故、塩と火山による硫黄などの成分によって、このような奇特な景観が生まれています。
◇色を作っている要素
ここで色を出しているものは以下のもので構成されているようです。
白⇒塩
黄色⇒硫黄
茶色⇒鉄鉱化合物
自然が作り出すのもは凄いです。
ちなみに、ここは硫黄臭がするので、ツアーによってはガスマスクなんかも準備があります。ただほとんどの人は付けなくても問題ない位ですが、長時間いると熱さと、硫黄臭に耐えられず頭が痛くなることがあると思いますので、特に熱さには気を付けなければいけません。
過酷さが少し体感できるころになってきてます。
◆塩の採掘場
![ダナキル砂漠](https://assets.st-note.com/img/1667609712130-RfmzeIENTp.jpg?width=1200)
![ダナキル砂漠](https://assets.st-note.com/img/1667609732632-kCNU1Qn1w0.jpg?width=1200)
前回の記事で訪れた塩湖、アサレ湖に行く途中で出会ったラクダを覚えていますか。ラクダたちはここで採掘された塩のブロックを運んでいるのです。
塩の塊を綺麗に四角に形成していきます。写真では全く伝わりませんが、かなり熱いです。もちろん外気温は40度近くあり、見渡す限り太陽を遮る屋根もない。そんな環境下で塩を取っているのです。
本当にどうやって生きていくのだろうと不思議でしかなかったです。
◆塩の岩:ソルトマウンテン
![ダナキル砂漠](https://assets.st-note.com/img/1667609482460-K4yLzUIUjK.jpg?width=1200)
![ダナキル砂漠](https://assets.st-note.com/img/1667609486703-O42wKlU9zv.jpg?width=1200)
![ダナキル砂漠](https://assets.st-note.com/img/1667609492119-ot9lhYgch3.jpg?width=1200)
この岩は、なんとすべて塩でできているんだとか!
ダナキルツアーでは自然の偉大さを痛感させられまくりです。
◆硫黄泉
![](https://assets.st-note.com/img/1668049496166-uvEG04t07U.jpg?width=1200)
ガイドの説明は英語だったので後日調べですが、こちらは「硫黄泉」とよばれていて、硫黄や鉄化合物が地下から湧いているようです。さすがに誰も入りません。
◆塩泉?!
![](https://assets.st-note.com/img/1668049521888-y0MK7JN4jv.jpg?width=1200)
こちらは旅行客が普通に入っていたので問題ないでしょう。触った感じはヌルヌルでちょっと気持ち悪いですが、結晶が浮いていたので多分塩なんじゃないかと思います。それにしても不思議な泉がいっぱいですね。
◆一日の終わり
今日の過酷な旅はこれで終わり。
あとは本日泊まる宿に一直線です。シャワーなんてろくに浴びるところはないのですが、宿の近くに滝が流れるところがあって、そこで水浴びをしてなんとか汗を流しました。それ以外は水を汲んで体にかけるか、ペットボトルの水を買って水浴びするしかありません。
こういった環境下も世界一過酷だと言われる由縁でしょう。確かに日本の感覚からはありえないことばかりです。ただ、それが面白い。
明日はダナキルツアーのメインディッシュでもある、「エルターレ火山」に行きます。そこではなんと!マグマを見ることができる場所なのです。地球の胎動を見ることができる最終日もお楽しみに!
ではまた!