【実際に実験して比較】冷房は家にいない時は消す? 24時間点けっぱなし?【お得な電気代節約術】
真夏日や猛暑日のみならず、熱帯夜で暑苦しい日々を過ごさなければいけない夏。
そんなときに活躍するのがエアコンの冷房ですが、燃料費高騰や円安の影響などで電気代が高くなって、使用を控えたり設定温度を高くしている方もいると思います。
冷房の電気代節約術はたくさんありますが、ネットを見ると「家にいないときは切ったほうがいい」「24時間点けっぱなしのほうがいい」と賛否両論あります。
では実際、どちらが節約になるのでしょうか?
自宅の部屋(洋室6帖)で実際に検証実験しました。
24時間点けっぱなし VS. 家にいる時だけ点ける
気温の高い日(最高気温30度程度)に
エアコン(冷房)を24時間つけた場合
0時~仕事前、帰宅後~0時までつけた(仕事時間帯だけオフにした)場合
の電気使用量を比べてみました。
縦線の数字が使用電気量(kWh)、横線の3、4(日)が土日(24時間点けっぱなし)、1~2、5~8(日)が平日(自宅にいる時だけ点ける)です。
グラフを見ると、家に長時間いない時でも「24時間点けっぱなしの方が電気代が安くなる」というのは都市伝説のようです。
もちろん、冷房は設定温度になるまでに一番電気を使うので、冷房を何度もオンオフする場合は点けっぱなしが良いでしょう。
一般的に30分以内では点けっぱなし、30分以上部屋を使わない場合は切ったほうが得(節約になる)と言われています。
設定温度で電気使用量は変わるか
最高気温が似た日に、エアコン(冷房)設定温度を28度と27度で1日中(24時間)つけっぱなしにした場合の電気使用量を比べてみました。
(生活スタイルはほぼ同じ条件にしています)
「28度」では電気使用量の最小kWhが0.06まで下がりますが、「27度」では最小でも0.08までしか下がりません。
また、「28度」では最大kWhは0.28までですが、「27度」では0.28を超えるタイミングもあります。
重ねてみると、全体的に「27度」のほうが電気使用量が上回っているタイミングが多いのが分かると思います。
(紫色の線が「28度」緑色の線が「27度」)
設定温度1度の差の推移では分かりづらいので、実際の電気使用量を比べてみましょう。(気温は当日の最高気温)
1度の差でも電気使用量に約0.5kWhの違いが出ました。
設定温度を1度下げると電気代の節約になると言われますが、こちらは本当のようです。
ただし、電気代節約のために冷房の温度を上げて体調を崩しては元も子もないですし、逆に病院代がかかって高くついた、という事態にもなりかねないので、無理のない範囲で行ってください。
サーキュレーターも併用すると、空気が混ざってエアコンが過剰に部屋を冷やさなくなり、電気代の節約になるのでオススメです。
冷房をより効率的に使用したい方は、
「【冷房効率が上がる使い方6選】エアコンの節電・節約の格上げ術」
「【冷房の電気代を下げる】サーキュレーターの具体的な節約金額(効果)とオススメの置き位置&風を送る方向」
がオススメです。
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