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人生の選択と導き ―― 自由な決断と見えない計画
みなさんお早うございます。
私たち人間は日々、様々な選択を迫られています。
小さな決断から人生を左右する重大な決断まで、私たちの人生は「選択」の連続と言えるでしょう。
今日は、この「選択」について、特に古代の知恵文学から学びながら考えてみたいと思います。
選択の自由と導きの調和
人類の古代の文献である聖書には、人間の選択と神の導きについて興味深い考察があります。特に申命記30章19~20節では、人間に与えられた選択の自由と、その先にある導きについて語られています。
私は今日、あなたがたに対して天と地を証人に立てる。私は、いのちと死、祝福とのろいをあなたの前に置く。あなたはいのちを選びなさい。あなたもあなたの子孫も生き、あなたの神、主を愛し、御声に聞き従い、主にすがるためである。まことにこの方こそあなたのいのちであり、あなたの日々は長く続く。あなたは、主があなたの父祖、アブラハム、イサク、ヤコブに与えると誓われたその土地の上に住むことになる。申命記 30章 19〜20節
人間に与えられた選択の自由とは
私たちには「選択する力」が与えられています:
自分で判断し決定できる能力
その決定に対する責任
選択がもたらす結果との向き合い方
これは、人間が単なる機械的な存在ではなく、意志を持つ存在であることを示しています。
見えない導きの存在
しかし同時に、私たちの選択の先には、目に見えない導きの手があると聖書は教えています:
どんな選択でも、学びと成長の機会となる
失敗さえも、新しい道への入り口となる
すべての経験が、より大きな目的につながっている
申命記の教える「二つの道」
申命記30章19節には、人生における重要な選択について示唆的な言葉があります: 「私は、いのちと死、祝福とのろいをあなたの前に置く。あなたはいのちを選びなさい。」
これは現代にも通じる深い洞察を含んでいます:
選択の現実
人生には常に複数の選択肢がある
その選択には結果が伴う
選ぶのは私たち自身
選択の方向性
生命を育む選択
関係を破壊する選択
より良い未来につながる選択
実践的な応用
では、日常生活でどのように選択と向き合えばよいでしょうか?
静かな内省の時間
重要な決断の前に、静かに考える時間を持つ
自分の本当の動機を見つめる
直感に耳を傾ける
知恵を求める
経験者に相談する
様々な視点から考える
良書から学ぶ
他者への配慮
自分の選択が他者に与える影響を考える
周囲との関係性を大切にする
共に成長できる選択を心がける
失敗からの学び
間違った選択を恐れすぎない
失敗から教訓を得る
新しい選択へとつなげる
感謝の心を持つ
選択できること自体に感謝する
日々の小さな決断を大切にする
経験から学ぶ機会に感謝する
まとめ
選択の自由は、私たちに与えられた大切な贈り物です。
それは時に重荷に感じられるかもしれませんが、同時に人生に意味と目的を与えるものでもあります。
私たちの選択は、目に見えない大きな計画の中で、必ず意味を持っています。
今日も一歩ずつ、より良い選択を重ねていきましょう。
そして、その選択の先に待っている新しい発見と成長を信じていきましょう。
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