馬鹿なやつ
生きていくというのは、辛く、哀しい作業だ。
「宇宙や万物は、何もないところから生成し、そして、いずれは消滅、死を迎える。遠い未来の話だが、自分の命が消滅した後でも世界は何事もなく進んでいくが、決してそれが永遠に続くことはない。」
物理学者の戸塚洋二氏の言葉である。
なにもかもが、いつかは消滅して無になる。
しかし、だからこそ、せめて生きているうちぐらいは、幸せを感じようと努力していくべきだし、そうでなければ身も蓋もなくなってしまう。
明日で、東日本大震災から五年になる。
スティーブン・キングが書いた小説「it」の中で、ある男の子がこんなセリフをいう。
「すごい馬鹿なやつってさ、あきらめが悪いんだ。」
こういう精神で、明日も生きていきたい。
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