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鉄道手帳
#買ってよかった2015
線路を歩くのが、好きだった。
小学生のころ、学校への行き帰りは、線路上を歩いて通っていた。
背中のランドセルをのぞけば、まるで、映画「スタンド・バイ・ミー」のように、枕木を一歩一歩踏みしめながら、歩いていた。田舎なので、電車は一時間に一本。そのおかげで、俺にとっては素晴らしく快適な通学路だった。
今から想えば、そんな体験が俺を鉄道好きにしたのかもしれない。
鉄道手帳は、毎年買っている。買ってよかったどころの騒ぎではなく、この手帳、鉄道ファンにとっては必須アイテムであろう。
まず、普通に手帳として使えるところが良い。年間カレンダー、月間スケジュール、週間ダイアリーが揃っていて、月間部分には、その月の鉄道関連のイベントがズラッと書いてある。週間ダイアリー部分には、その日にあった、過去の鉄道ニュースが豆知識的に紹介されていて、否が応でも好奇心を刺激される。例えば、今日12月4日は、日本初の地下鉄と郊外電鉄の相互乗り入れが実現した日なのだそうだ。
もともと都営1号線は京成電鉄と京浜急行電鉄との相互直通を前提として建設されたが、軌間が異なるため、いずれかの改軌が必要だった。3線軌道案もあったが、結局、京成が京浜急行に合わせて全線を改軌し、1960年12月4日、相互乗り入れ開始、と書かれている。
日本全国のJR線、私鉄の路線図もカラーで掲載されていて、車両の説明なども豊富だ。
とにかく、鉄道ファンからそうでない人まで、ちょっと気持ちが悪くなるぐらい鉄道漬けにさせてくれる手帳である。
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