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走るQB
#すごい選手がいるんです
今回のコロナ渦狂想曲で、じつに様々なスポーツイベントが中止または延期になったが、NFLはオフシーズンということもあり、開幕戦は、今のところ予定通りに行われるのだそうだ。
現在、NFLのQBで一番のスターは、カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズだが、個人的に今シーズン一番の注目QBは、昨シーズンのMVP、ラマー・ジャクソンである。
基本的にQBは、パスを供給するのが仕事であり、QB自身が走るのはタブー視されている。それによってケガのリスクが否応なく高まるからだ。しかしラマー・ジャクソンは走る走る。下手なRBよりもよっぽど走り、まるで仮縫いの糸を取るかのように、ディフェンスの隙間をすり抜けて行く。
プロ入り前は、彼のプレースタイルはNFLでは通用しないとさえ言われていたのだが、昨シーズンのラマー・ジャクソンは、ランで1206ヤードを獲得し、QBの1シーズン最多記録を更新した。パスでも3127ヤードを獲得して、シーズン最多の36タッチダウンパスを記録している。まさに走ってよし、投げてよしのモバイル型QBだ。
ビデオゲーム『Madden NFL』シリーズの最新作のカバーにも選ばれたラマー・ジャクソンが、今シーズンも怪我をすることなく、このプレースタイルを続けることができるのかどうかは、今のところ、神のみぞ知る、といったところだろうか。そしてそこが、パトリック・マホームズのような、だれもが認めるスターQBになれるかどうかの、分岐点でもあるのだろう。
北朝鮮は、南北連絡事務所を爆破したのだそうだが、ラマー・ジャクソンも、それにならってQBの常識を破壊していってもらいたい。
切にそうおもう。
スーパーラグビーが再開(変則的にだが)されて感じたこと。
— ท่านชาย (@kouichikougo) June 20, 2020
スーパーラグビーとNFL、プラスF1は、ワシにとってはスパイスみたいなもの。なくても生きていくことはできるが、それは恐ろしく味気ない。