あまりにも書きづらいテーマ:ある心理学をめぐって
はじめに
コフート(ハインツ・コフート、Heinz Kohut, 1913-1981)という心理学者の提唱した概念に、「自己愛性パーソナリティ障害」があります。ここでは当事者と専門家以外の立場から何ができるかを考えてみたいと思います。
https://www.lib.fukushima-u.ac.jp/repo/repository/fukuro/R000004337/19-167.pdf
「H.コフートの自己愛論 ―自己心理学への展開―」 中野明德(福島大学総合教育研究センター紀要第15号 2013-7)2024/01/08閲覧
日本社会における「自己愛性パーソナリティ障害」の位置づけ、治療者のあり方の提唱、森田療法等についても書かれておりゆっくり読みたいと思います。そのリンク先文章には、「自己愛性人格障害」という表現が用いられています。
どうやってコフートにたどり着いたかを開陳すると、じつはここでもChat-GPT4の要約を活用してみました。その結果が以下の通りです。
要約引用中のコホートはGoogleウェブ検索だと「コフート」と多く出るため後者にしています。前者であると「コホート分析」が多くヒットします。
NPDについて知りたいこと
前置きは長くなりました。ここでは要約に倣い、自己愛性パーソナリティ障害についてNPDという略語を使うことにします。
これから引用を読むにあたって注目したいのは、次の点です。
父親不在とNPD、母親不在との関連性は
父系社会と母系社会
NPDの原因と結果の相関関係:必ず起きるのか
1, 2 に関していえば、フロイトだけでなくユングのアニムス/アニマにわたっても合わせて見てみたいところがあります。
3 については、症状を呈している患者について各種の診断を経てそうだと分かることがあっても、育て方が不適切だと必ずそうなるのか、あるいは育ての親を責める材料にするのは適切なのか、一般的な会話の中や対応でそうした疑問は残るのではないでしょうか。
参考
上記のMSDマニュアルを見ると、
”マスコミの寵児になっているあの有名人ね”
とか話のネタにしかねないところがあります。私たち一般の人はそう思っても相手に直接、そう接してよいのかとふと立ち止まらざるを得ないだけの、個別具体的な事情があると私は思います。
メディアの選び方
俗に言う占いや診断とは違うことで、当事者と専門家の関わるところであり、その仲立ちになるメディアが何であるかもっと問われても良いと思います。
むしろ、私たち傍観者にできることは、適切なメディアの選び方をよく知り助言できることかも知れません。
2024/01/08 ここまで
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