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2025/02/18 手をつなぎたくなる洗剤が売れた頃

とある休日の思い。

なんか外へ出るのだるくなってなってきた。
誰かと待ち合わせしているわけでもないし。
会う時間を決めた約束もしていないし。
出かけるのは明日にするか。
今日は届け物もある。
夜の犬の散歩ぐらいか。

街中のお寺参り。お寺さんの開門が7時デパートが開くのが10時。その間を見て出かければ良いか。明日。人混みは苦手だから。

あと、出かけるときに自転車を置く駐輪場も選ばないと。なぜかラブホ街が、寂れた駅前なのにあって土日に駅前へ出ると当てられることが多い。

目の毒だからひとけの少ない駐輪場を選ぶか。そういえば父は生前、若い私に「お前もそうやって手をつなぐ事もあるだろうから僻むな」と。今や五十路後半。もう生涯縁が無い。父よ、せっかく生を受けたのに申し訳ない、私の代で終わりだ。

お寺さんの婚活写経も年齢制限が50歳まで。私は賞味期限切れ。食材は売り場にいくらでもあるが、私もあなたも他に代わるものはない。婚活市場に出れば派遣登録と同じく私もあなたも「商品」である。

賞味期限はつらい。

そういえばあの洗剤、終売になったのかな?

ちなみに女の人は同性と連れ立って買い物やお出かけできていい。
ひとりぼっちの男性は悲惨だ。ひとりで出かければ必ず当てられる。
男性同士で連れ立てるのも学生の頃まで。社会人になると互いに疎遠になる。

英語のリーダーでバーナード・ショーだったか、美女か虎か選ばされる場面があった。今は一択で虎に食われる感じしかない。もう美女という選択はないから。年齢は残酷だ。やっぱり賞味期限切れ。

先日ニュース番組で知ったのだが、賞味期限まで1/3を過ぎたら廃棄するルールになっているらしい。人生90年とすれば30歳で婚活市場では賞味期限切れとなる。いくら人間と人間が作ったものは違うといっても、人生もまた商品のルールを模倣するらしい。これも「労働疎外」か?「幸せレース」一降りた。


2025/02/18 ここまで

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