【お知らせ】コラムを寄稿しました
テクノロジーと身体についてのコラムを寄稿
こんにちは。佐藤です。
掲題にありますように、コラムを寄稿しました。
Fashion Tech Newsは株式会社ZOZO NEXTが運営するオウンドメディアで、今回は「リレーコラム Fashion / Technology」に後輩の関駿平さん・庄子諒さんからバトンを受け、寄稿することとなりました。
リレーコラム自体のテーマは下記のとおりです。
作田啓一による三島由紀夫『美しい星』論(およびUFO論)を参照点としながら、内閣府の「ムーンショット計画」や「バ美肉」などの言説・現象に触れつつ、「身体」とテクノロジーの関連について検討しています。
作田啓一を引用しているので一見、わかりにくいかもしれませんが、哲学的・社会学的なメディア論の知見を踏まえつつ、「メディアとしての身体」という観点で書かれています。ですから、参考文献はメディア論の入門的にも使えると思います。
なお、引用しているUXライターの宮崎直人(nao)さんの著書『秒で伝わる文章術』第6章については、何と無料で読めます。
ゲーム的リアリズム?――身体の「ユーザー」としてのリアリティ
さて、告知ついでに、一見メディア論と関係のなさそうなUXライティングの技術のことを参照した理由について、補足しておきます。
僕は博士論文を書いて以後、PS4やPCで、久しぶり(10年ぶりくらい?)にデジタルゲームで遊ぶようになり、ゲーム攻略サイトを見たり、さらには近年のゲーム研究やゲーム関連の記事も調べたりするようになりました。そこには「QTE」みたいな、10年前にはほとんど聞いたことのないゲーム用語が沢山並んでいて、おもしろいなあ、と思っていました。
ある日、naoさんがUI(ユーザー・インターフェース)とかUX(ユーザー・エクスペリエンス)のようなプロダクトデザインの観点から「あつまれ どうぶつの森」について書いていることを知り、興味を持つと同時に、VtuberやTikTok等にも通じるような”あること”にひらめきました。
それは、”私たちは「身体」に対して「ユーザー」として向かい合っているのでないか”という気づきです。
今回のコラムではもともと、作田啓一のUFO論を参照しようと思っていたのですが、このひらめきによって、一気にオチまで書くことができました。naoさんには感謝です。
今後、機を見て、もう少しこの点については深めたいと考えています。