コンプレックスを乗り越えて：家族関係改善のヒント

2024年9月23日 09:07

1. はじめに

みなさん、こんにちは。コウブンです。今日はお悩み相談会をお送りします。

このお悩み相談会は、ハスノハというお坊さんが答えるお悩み相談のウェブサイト、そちらに寄せられた相談文を私コウブンが答えるというものです。

人生にはいろんな悩みがつきもの。みんなで知恵を出し合えば、きっと道は開けることでしょう！

今回の相談は20代の女性からのものです。題名は「兄とつい比べてしまいます」というものでした。

相談者さんには、小さい頃から友達も多くて優秀な兄がいるそうです。一方で、相談者さん自身は引っ込み思案な性格で、高校までは友達も少なく、暗い学生生活を送っていたことがずっとコンプレックスだったんだとか。

今では、兄は有名企業に就職して、仕事もプライベートも充実しているようです。相談者さんも、大学で親友ができて、目指していた仕事に就けて今の生活に満足しているんですって。でも、家族が集まると話題が兄中心になってしまって、どうしても虚しさを感じてしまうんだそうです。

「別に贔屓しているわけではないとわかっているけど、いい年してこんなことに嫉妬しているなんて...」って悩んでいるんですね。きっと多くの人が共感できる悩みだと思います。

コンプレックスって、本当に難しいものですよね。自分にないものを持っている人、特に身近な人に対して抱きやすいんです。

実は私にも兄がいるんですよ。私の兄は、何でも失敗しない安定したタイプでした。特別秀でているわけじゃないけど、何をやってもそつなくこなすんです。それでも羨ましく思うこともなく、特別な感情はありませんでした。

でもね、最近、兄が始めた趣味の登山に対する姿勢を見て、尊敬の念を抱くようになったんです。きっかけは単純なダイエットだったんですが、もう3年も4年も休まず続けているんです。その継続力にはびっくりしました。

このように、家族との関係性や抱いているイメージは、意外なところで変化することがあるんです。だから、今の状況がずっと続くわけじゃないって、覚えておいてほしいな。

さて、まず大切なのは自己肯定感を高めることです。完璧な人なんていません。兄にだって、きっと苦手なことや悩みがあるはずなんです。

自分の良いところを認識するために、こんな方法はどうでしょう：

たとえば、「私は人の話を丁寧に聞ける」とか「困っている人を放っておけない性格だ」とか、どんな小さなことでもいいんです。それを毎日続けていくと、自分の良さが見えてくるはずです。

家族とのコミュニケーションを変えていくのも大切です。具体的にはこんな方法はどうでしょうか：

両親と二人きりで話す機会を作る
- 兄がいない時に、自分の興味や活動について話してみる
- たとえば、「今、こんな本にハマってるんだ」とか「職場でこんなことがあってね」とか
兄と二人で話す時間を持つ
- 兄の仕事や趣味について詳しく聞いてみる
- 自分のことも同時に話す。「私もね、最近こんなことに挑戦してるんだ」って感じで

こうすることで、家族それぞれとの個別の関係が深まっていくはずです。そうすれば、みんなで集まった時も、自然と話題が広がっていくんじゃないかな。

現在の受け止め方を変えることで、状況の見方がガラッと変わることもあります。たとえば：

最初は難しいかもしれません。でも、少しずつでも意識を変えていくと、不思議と気持ちも軽くなっていくものです。

家族全員で何かを一緒にやる時間を増やすのも、とってもいいアイデアです。たとえば：

こういった活動を通じて、自然と自分の得意分野や役割が見つかるかもしれません。そうすれば、家族の中での自分の存在感も高まっていくはずです。

最後に、大切なことをお伝えしますね。あなたの人生は、あなただけのものなんです。他の誰かと比べる必要はありません。自分の成長や幸せに目を向けることが一番大切です。

今回お話しした方法を、少しずつでも実践してみてください。きっと、家族との時間がより楽しいものになり、自分自身にも自信が持てるようになると信じています。

変化は一朝一夕には起こりません。でも、小さな一歩を踏み出すことで、大きな変化につながっていくんです。あなたの幸せと、素敵な家族関係が築けることを心から願っています。

悩みはみんなにあります。でも、それを乗り越えていく力も、みんなが持っているんです。自分を信じて、前を向いて歩んでいってくださいね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？