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【愛着・AC 克服記録】Column 5-6 愛の証明 (急編 その4)

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5-6 急編 その4 「価値のお話が始まる!」

3-10. 愛情や憎悪がもたらすエネルギーの正体 ― 時間的な位置エネルギー・空間的な運動エネルギー


…なんか学校の物理の授業みたいで嫌になりますよね。
すみません。

宿題が3つありました。

① 自分以外の人・モノの間で愛情・感謝でエネルギーをやり取りする時。
エネルギーは100%行き来した方がいいの?それとも1部は残したほうがいいの?
→ こっちは、もう少し後に回します。

② このエネルギーは何なの?

③ エネルギーの「上げ下げ」に関わる力は何?

③ は前回出てきた、「時間的重力」です。

では②は何かと言うと…

時間的な位置エネルギーです。

さて、前回③とついていた図ですが
ここに、時間軸的な概念を入れてみます。

最も基本的な愛情というものは、自分への愛情。
つまり、自分の行きたい未来へ向かっていくという話でした。

この、自分視点の「現在 → 未来」への愛情は、物理的に考えると位置エネルギー的に捉えることができます。

…わかりづらいなぁ
わかりやすく言うとさ、
「自分で山登りするか?」
「他人に山登りを教えるか?」
ということです。
(図を作るのがめんどいので省きますが…
左側は、自分で登山用品を揃えて、自分の足で山を登る。
右側は、他人に山登りをレクチャーして、登ってもらうかんじです)


はて、…この、他人とのやりとりにおける運動エネルギー

人類は認識できていなかったのでしょうか??

いいえ、そんなわけがありません!

その正体が…「価値」です!!

運動エネルギーってのは、言い得て妙な表現でして。
位置エネルギーってのは、「あなたのいる高度」で決まるので、本質的にはロスしないものだと思います (山を登る・下るによって初めて変化がある)。
一方運動エネルギーは、本質的にロスの概念を含んでいる。
(ピタゴラスイッチのように玉を転がした時…。例えば、空気抵抗によって、玉のスピードが落ちていく。机の摩擦力もそう。電力会社の銅線ですら、銅が持つ微妙な電気抵抗によりロスが起きるそうですから。何かから何かへエネルギーが伝わるときは、ロスが起きやすいのです。)

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3-11. 価値のお話が、始まる!

3-11. ① 本当の意味で、「自分1人 」では行きていけない
― 孤独な存在は「無価値」


前の項目で、価値というものは「他人とのやり取りにおけるエネルギー」であると書きました。

つまり、他人とやり取りしない存在 = 孤独な人は「無価値」なわけです。

…悲しいですね。これって、どうにかできると思います?

答えは、不可能です。

なぜなら、本当に孤独な人は、そもそも世界から認識されなくなってしまうので、助けよう!という対象として認識すらされなくなってしまうのです。

これを読んでいる人…実生活の中でホームレスやネカフェ難民の方をどれくらい実感として認識できていますか?
僕は昔、新宿のネカフェでバイトしていたので、そうゆう存在がいることは自分の目で目撃していました。でも、それも、バイトの時間の間だけで、家に帰ってしまえばほとんど忘れてしまう…。
孤独とは「認識すらされない」という極めて恐ろしいものです。


いかに自分軸を取り戻したとしても、孤独なままではどうしようもない!

ここからは、「価値とは何か?」という本質に切り込んでいきます。

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3-11. ② 生と死 ―1つに2つな磁石


ここで、一旦話を「生きるとは?」というところに戻します。

少し前のコラムで、「生きるとは、未来に道を切り拓(ひら)いていくことだ!」ということを書きました。

すごい、多幸感に満ちた言葉ですが…果たしてそれでいいのでしょうか?

ここからちょっと、怖い話になります。

コンパスをイメージします。

「北に向かおう!」と思ったら、方位磁針のN極の方向に進むわけです。

日本にいるうちは、それでいいですが…

地球規模で考えると、果ては北極にたどり着きます。

では、北極点は「N極」でしょうか?

いえ、「S極」です。


これは、何を意味しているかというと…

「生きたい」=「未来に進みたい」という果てには、

決して避けられない、不可避で、絶望的な…「死が待っているわけです」

たまったもんじゃない。

せっかく愛着障害の果てで待っていた、愛情-感謝のシステムを見つけたのに、死ぬしか無いんかい!

酵母マンはそこでは負けません!

もう少し考えを深化させます。

先程の図を、もう少しわかりやすい構図に変えてみましょう。

生と死は、磁石のような関係なのです。

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3-11. ③ 自己と他者と、生と死と


例えば、「○○やってよ」と他人に言われたとき…

「(全然やりたくないけど…) やります!」と答えれば、内なる自己の欲求は死に、代わりに他者の欲求は生きる。
(図の左側)

また逆もしかりで、「(僕はやりたくないんで…) やりません!」と答えれば、内なる自己の欲求が生きる代わりに、他者の欲求は死にます。
(図の右側)

まさしく、磁石ですよね。

世界は基本的に、この仕組みで成り立っています。
弱肉強食、食物連鎖、という自然界の仕組みから、成果主義、社会常識などの人間の社会まで…

結局、[誰かから何かを吸い取って見かけ上、成立しているにすぎない] 世界で僕らは生きているんです。」

戦国時代から、本質的には進歩していない。
人から奪って、初めて自分の生を全うできる!

でも、進歩しているところもある。

さすがに、命を直接奪わなくても、社会を成立できるレベルまでは人間社会は成熟した。
それは、何がもたらしたのだろう?

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全然進まんな笑

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