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「わかりあえなさ」から始める組織論。

年末に全スタッフに一冊の本を送った。

本の概要はググれば本当にたくさんでてくる名著。
なので、ぐぐっていただければと思うが、ほんの少しだけ概要を言うと、

どうして他者とわかりあえないのか。そもそも他者とわかりあえないことを理解したうえで、対立問題および適応課題を解決するために、他者のナラティブ(解釈の枠組み)を理解するための対話を繰り返し実践することが重要である。

ということを言っていて、その解決策がいくつかのパターンに分けて事例とともに書かれている。

この本を使って、年始にワークショップをしたんです。
自分のナラティブと相手のナラティブを考え、その差にどんな橋をかければよかったのかを考えてもらいました。

私自身は読み終えた時、トップダウン型はまだまだ根付いていて、情報伝達が一方通行であることを改めて痛感した。

私は経営者として伝えるシゴトが多いし、私が組織で一番情報量を持っている。その中で、どの時点で何をどう伝えなければいけないのか、考え直したいと思ったし、どういう対話をしていく必要があるのか改めて考えるきっかけになった。

人はみんな生きてきた背景があって、たまたま偶然ノーベルという組織と出会い、何かしらに共感し、働きたいと思い、集まってきた。
それまでのことは全く知らない。だからこそ、価値観が違うし、解釈も違う。

それはノーベルのたった10年の歴史だけでも言えることで、
ノーベルの立ち上げからいた私と最近入ったメンバーでは全く組織に対する情報量や繋がりや経験が違う。

そういう多様なメンバーがどうクロスし、相乗効果を出せる組織文化を出すかは、改めて、組織ブランドの構築、組織のコミュニケーション設計がポイントとなってくるんだろうなと宿題をもらった感じ。

どちらかというと、最近は新規事業を構築するためのDOばかりのインプットしてたけど、組織づくりやブランディングについてもう少し学ばないと、結局、全部つながってるなと思ったのでした。

1人1人のメンバーがいてこそのノーベル。
年始のワークショップでは改めて、船に乗っているメンバーみんなで進んでいきたいと改めて決意した日になりました。


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