【保育フォト】お箸検定
日頃から、箸の使い方の練習になる玩具を設定してある 5歳児クラス。
上手に使える子が増えてきたので 食事でも箸をおろすことに。
でも 24人もいれば、全く触ろうとしない子も それなりにいます。
その子たちの 興味と意欲を引きだすために『お箸検定』をすることに。
その検定試験に合格しなければ、箸で食事することができません。
試験会場は事務所。試験官は栄養士。
事前に 担任二人の事前審査を受けて、OKがでた者しか受験できないと
子どもたちに伝えます。
さっそく、自信のある子たちが審査を受け、次々と検定試験へ。
試験内容は、お皿に入っている3種類 8個の豆を、箸で別のお皿に移し替える実技試験。大人でも けっこう手こずります。
しかし、最初の受験者 3名は難なく終了。
合格証を受け取ると、くすぐったそうな笑い声を交わしながら、
部屋に戻っていきます。
するとすぐに担任が、部屋に戻ってきたときの様子を 栄養士に伝えに。
その後も 次々と受験者が。
上手に使える子には 少々厳しめに、
ちょっと怪しげな子には かなり甘めの判定をして、
一人ひとりの 自信と意欲を高める栄養士。担任か?! と思えるほど。
やがて、クラスの半数以上が箸で食事をするように。
すると、それまで興味を示さずにいた子たちにも 変化が。
そりゃあそうです。
合格証を誇らしげに見せる友だちの姿や、
コツコツと練習している友だちが、どんどん上達していく姿を
毎日のように、目の当たりにしていますから。
プライドに火がつかないはずがありません。
担任の目論見どおり。
一緒に保育をしてくれる、栄養士のアシストも効いています。
今日も一人合格。家で練習を重ねてきて やっとの合格。
嬉しさで全身が笑顔。
部屋に帰りつく前に溶けてしまうのでは? と思えるほど。
合格証を渡す栄養士も、合格証を見せてもらった担任も
合格した子と 同じ顔!
だって、合格してもらうことが目的ですから。ねっ!
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