kou T

元東京都公立園の保育士歴38年、園長歴13年 保護者に子どもとの向き合い方を伝えることで、子育てを楽しんでもらい、保育の理解を図りたい、 職員にステキ!やっちまった!や気づきを伝えることで、保育を自覚し、自負してもらいたい と考え、保育の一場面をスナップ写真のように切りとりました

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元東京都公立園の保育士歴38年、園長歴13年 保護者に子どもとの向き合い方を伝えることで、子育てを楽しんでもらい、保育の理解を図りたい、 職員にステキ!やっちまった!や気づきを伝えることで、保育を自覚し、自負してもらいたい と考え、保育の一場面をスナップ写真のように切りとりました

最近の記事

【保育フォト】売上金は お菓子に

運動会を終え、運動会ごっこを堪能しながらも、 「今度は 何を楽しもうかな?」と思案する 25人の年長組さんたちと二人の担任。   思いついたのは、お店やさんごっこ。 さっそく始まった 品物作り。 それを目にした、年中組さん24人・年少組さん23人も、僕も! 私も!と。 思いつくままに 自分で作れる物を作り始め、作りためていきます。 二人の年中組の担任と、三人の年少組の担任は、尻馬に乗るばかり。   品物作りから始まり、 何のお店にするか、どのお店の売り子になるかを決める子ど

    • 【保育フォト】不安を期待に

      誰よりも早く 就学時健診を受けた 年長さん。 どんなことをするのか、気になってしょうがない 他の24人の子どもたち。   そこで 報告会を開くことにした担任二人。 「どうでしたか?」の質問に「楽しかった!」と。 その報告にみんな「?!」の表情。 Q「何したの?」 A「まちがえ探しとか 健康診断」 Q「どんな子いた?」 A「幼稚園の子もいた」 Q「お化けとか出そうだった?」 A 「いいえ」などなど。   どうやらみんな、 何をするのか全く分からない不安から 怖さを感じていたよう

      • 【保育フォト】知恵熱?

        全ての思いを 自分の名前一言で伝えられる 1歳児クラスの子。 お名前は Kちゃん。 19人もいるクラスだけれど、そんな子は他にはいません。   キウイの実を指差し「K」と。 担任が「うん みつけたね」と返すと、笑って「K」と。 アリをみつけると「K」と指差し、 アリが巣の中に入ってしまうと残念そうに「K…」と。 担任が「アリさん、お家に帰っちゃったね」と言葉を添えると、 うなだれます。 ダンゴ虫をみつけても「K」と言い、指で触れ、丸めては 「K!」と叫び「私が丸くしたのよ~!

        • 【保育フォト】楽しいことは 何度でも

          今日は 芋掘り。気持ちの良い秋晴れ。足取りも軽く農園へ。 ササっと準備をすませ、 土を掘り始める 2~5歳児クラス 94人の子どもたち。   ところが なかなか顔を見せない さつま芋。きっと天候のせいでしょうね。 なんと例年にない超不作! 掘れどもほれども根っこしか出てこない子が、 そこにもここにも。 お芋が一つも出てこない子には、 「こっちもいいよ」と別の株を無制限に掘らせてくれる 農園のおじさん。 ありがとうございます。   それでも、例年の 1/5ほどしか収穫できず。

          【保育フォト】ますます楽しや 運動会

          運動会明けの月曜日。 一昨日までと同じよ~うに、運動会の競技を楽しむ子どもたち。 ただ 一昨日までと違い、 自分のクラスの競技だけじゃなく、他のクラスの競技も楽しんじゃいます。   一番人気は リレー。 小さなフープをみつけては、 「これで 年長組さんみたいにやろうよ!」と担任に声をかけ、 “フープの渡しっこ”を始めた 年少組さんたち。 すぐに友だちが集まり、23人で “走っては フープを手渡す”ことを 延々と楽しみます。   「リレーやろう!」と 誘い合うのは 、24人の年

          【保育フォト】ますます楽しや 運動会

          【保育フォト】映される 心模様

           運動会の翌々日。 一昨日の ワクワクやドキドキ・楽しかったことを 描き始める子どもたち。   「ここで走って~」「ママが ここで見てて~」と、 まるで実況中継のように お喋りがとまらない 23人の年少組さん。 相槌を打ちながら、一緒にお喋りを楽しむ 三人の担任。 だって子どもたちにとって描画は、お喋りの延長ですから。   お喋りをしながら 描かれていく絵を見ていると、グルグルの線からも、 点々からも、小さな丸からも、込められた思いが伝わってきます。 かけっこ 楽しかったよね

          【保育フォト】映される 心模様

          【保育フォト】虹の架け橋

          今日は 気持ちのいい晴天。 子どもたちも保護者も 職員も、誰もが「やったぁ~!!」と叫んだはず。   だって今日は 運動会。 だって去年の運動会は 土砂降りの雨。しかも二日続けて。 なので、室内で行ないました。 それはそれは 素敵な運動会だったけれど、やっぱり 「晴天の下、園庭でやりたい!」という思いは、消せませんから。   準備にいそしむ職員たちは ニッコニコ! 登園してくる子どもたちも 保護者もニッコニコ!  そこここに お陽様がこぼれ落ちます。   みんなが運動会を楽し

          【保育フォト】虹の架け橋

          【保育フォト】本当に やる?

          「運動会で何をする?」と問いかける 4歳児クラスの担任二人。 24人の子どもたちからは、思惑どおり「竹ダンスと 戸板登り」との声が。 その気になってもらうために、普段のあそびとして 春から楽しんできましたから。 竹ダンスは バンブーダンスのように、♪なか・そと・そと… とステップを。 戸板登りは二種類。 横に立てて塀のようにし、よじ登って越えるスタイルと、 庭の小屋の屋根に立てかけて、駆け上って越えるスタイル。   翌日、「本当に 運動会でやる?」と問う担任。 「当たり前で

          【保育フォト】本当に やる?

          【保育フォト】ドングリ きらっきら

          散歩に出た 22人の 2歳児クラスの子どもたちと 5人の担任。 公園に着くと ドングリが いっぱぁ~い落ちていて、目が きらきら~!   葉っぱつき、枝つき、帽子つきと ちょっと違うドングリをみつけては、 大人にも 友だちにも「ほら!」と 嬉しそ~うに見せてくれます。   いっぱい拾うと、スプリング式の遊具の上に 集めるように乗せてあそびだす 二人。 でも、楽しみ方が ちょっと違っていました。 たくさ~ん乗せることを楽しみたい子と、 乗せたドングリを 遊具を揺らして、落とすこ

          【保育フォト】ドングリ きらっきら

          【保育フォト】僕らが年長組ですから

          23人の年少組さんたちの競技を 見せてもらった翌日。 今日は、年中組さん 24人の競技を 見せてもらうことに。 「もう 昨日みたいに、『参りました』なんて言わないぞ!」 と身構える 25人の年長組さん。   でも年中組の 竹ダンスが始まると そんな身構えはすぐに解け、 一緒にリズムを唱えたり、こっそり 足の動きを真似したり。 隣りの部屋から いつも聞こえてきた竹太鼓の音。 これまでも場面練習は、見せてもらってきた竹ダンス。 それらが一つにまとめられ、スケールの大きな演技に。

          【保育フォト】僕らが年長組ですから

          【保育フォト】参りました!

          年少組さんが、「ホールで運動会の練習をしたい」というので、 見学させてもらうことにした 年長組さん。 いつもとは違う場所。 そのうえ、年長さんたちが見ている ということもあって、 硬い表情の 23人の 年少組さんたち。   最初に難しい でんぐり返しに 一人ずつ取り組んだことが より緊張感を高めたのでしょう。いつもの元気が 見られません。 でも、はしご渡り・ダンスと進むにつれ、次第に 緊張も解けていき、いつもの 楽しむ姿へと。   「よかったぁ」とほっとする、三人の年少組の担

          【保育フォト】参りました!

          【保育フォト】サイコー!

          窓をのぞき、空模様を見ながら、 子どもたちに「お外に 行きたいね、雨、大丈夫かな?」 と つぶやいた 1歳児クラスの担任。 すると「ダイジョウブ!」という返事が。 「えっ?」と振り返ると、「ホラ!」と窓の外を指さし、 「行こうよ!」というかのように 笑っている子が。 なんだか デートのお誘いを受けているように聞こえるのは、 私だけ? 連絡帳を読んで、 「昨日、花火を見に行ったの?」と子どもに訊くと、 ジャンプをしながら 手足を広げて大の字を作り、 「ドン! ドン! バン!

          【保育フォト】サイコー!

          【保育フォト】ちょ、ちょっと待って!

          プールも終わり、カレンダーをめくりながら 子どもたちと、 これからの予定を確かめる、3歳児クラスの担任三人。   なんと ひと月半後には運動会。 そこで、「運動会で どんなことをしたい?」と尋ねる担任。 すると「かけっこ したい!」「みんなに見てもらいたい!」 「みんなで 鬼ごっこがいい!」と、やりたいことや 見てほしい姿を、 口々につぶやく 23人の子どもたち。   さらに昨年、一人ひとりの足型をとって 万国旗のように飾ったことも覚えていて、「今年もやろう」 「大きくなった

          【保育フォト】ちょ、ちょっと待って!

          【保育フォト】楽しかった~! けど 疲れたぁ…

          年長組さんのお化け屋敷に招待されたものの、思わず 「怖いな~」とつぶやく年中組さんたち。すると、 年長組さんたちから「大丈夫! 年中さんたちに丁度いいのにします」と。 その言葉の意味が分からぬままに、当日を迎えた 年中組さんたち。   年長組の出入り口と窓に、暗幕がかかり 準備が始まると、 テラスから中の様子を覗き見る 年中組の男の子たち。 「ちょっと~ なにやってるのよ~!」なんて言いながらも、 「いよいよ始まるのね」とドキドキする女の子たち。   いざ お化け屋敷に呼ばれ

          【保育フォト】楽しかった~! けど 疲れたぁ…

          【保育フォト】ようこそ お化け屋敷に

          “年長児クラスになって やりたいこと”の一つに、お化け屋敷が。 プール活動が一段落してから、本格的に取り組み始めた 年長さんたち。 アイディアをだし合い、準備を重ねてきたのでした。   主なアイディアをだすのは、これまで 前にでようとは しなかった子。 その子を中心に 作業が進められていきます。担任二人は補助をするだけ。 活動によってリーダーが替わる 年長児クラス。 一年たったら、25人みんながリーダーに なっているんだろうなぁ。   それぞれに、“自分がやりたいこと”をして

          【保育フォト】ようこそ お化け屋敷に

          【保育フォト】クワガタ逃走 大事件

          なにやら朝から ザワザワしている 4歳児クラス。 担任二人を筆頭に、24人の子どもたちが、ガサガサ ごそごそ。 訳を訊きに行くと、飼っていたクワガタが 行方不明とのこと。 虫カゴの蓋はちゃんと閉まっているのに。 部屋の中を、あちこち探し回っても見つからず。 だからといって、クワガタ探しばかりを 続ける訳にもいかず。 けれども 頭からは離れず。   そんな担任の動揺を察してか、 「ツノでこうやって おしあけてさ~、出ちゃったんじゃない」 「誰かがフタを開けて見て、そのままにし

          【保育フォト】クワガタ逃走 大事件