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【保育フォト】シールを励みに
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1月に入園したばかりの 3歳児クラス子。
「保育園のご飯は 美味しくない!!」と、
白飯以外は まったく手をつけようとしません。
「園生活に慣れるまでは」と様子をみることに。
とはいえ、あの手この手で 口にしてみるよう促す 三人の担任。
それでも ガンとして拒否。
「このままじゃ身体がもたない」と 考えだしたのが、食事表。
ほんの少しでも 口にできた食品を表に書き込み、
一品につき シールを 1枚貼ることで、自信をつけてもらおうと。
栄養士をはじめ 様々な職員の援助もあって、担任の思惑は みごと成功!
日に日に食べられる食品を増やし、ついには、
「保育園のご飯、美味しい!」というほどに。
「やったね!」は 職員みぃ~んなの思い。
気をよくした担任。
毎朝 お母さんと離れる際、泣かずにはいられない子にも
応用することに。
でも、そんなにうまくいくはずは ありません。
泣かずにバイバイできる日もあるものの、
やっぱり 泣かずにはいられない日も。
そんなある日、食が細く いつも食べきれずにいた子が、
「私にも 食事表作って!」と。
友だちが頑張る姿と、それを応援する みんなの姿を見て、
「私も!」と奮いたったのでしょう。
それから数日後、入園 3年目にして 初めての完食。
誰よりも驚き、喜んだのは本人。
思わずこぼれた「こんなの初めて…」の一言。
夕方、自身の頑張りを誇るように、
食事表に 3枚のシールを貼っていると、
今朝は泣いてバイバイした子が、「私も 3枚貼りたいな」と。
「じゃぁ 泣かずにバイバイしなよ」と言われ、
「うん!」と晴れやかに。
友だちの頑張りを手本に、自ら頑張る 23人の年少組さんたち。
もうすぐ 年中組。