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【保育フォト】憧れの バトンタッチ

4月。進級してまもなく、朝の会で二人の担任が
5歳児クラスになって やりたいことは」と 25人の子どもたちに訊くと、「運動会で 跳び箱とびたい」「縄跳びしたい」「荒馬」「リズム」「リレーも」と、次々と“やりたいこと”が。

どうやら、昨年の年長さんの勇姿が、心に焼きついていたようです。
5歳児クラスになったら 自分も」と思い続けていたのでしょうね。
さっそく その日から練習が始まりました。

 まずは “一人縄跳び”から。
憧れの 去年の年長さんの姿を思い浮かべながら、練習を続ける子どもたち。
やがて 10回連続で跳べる子が 、5人・6人・7人と増えていきます。
すると、まだ跳べない子たちは、友だちの姿を目標として練習するように。16人・17人・18人と増えてくると、今度は 20回・30回・50回連続でと、
自分で目標を立てて 取り組むようになり、いつしか  練習すること自体を
楽しむようになっていました。
 
9月半ば。
園にあそびに来てくれた おじいちゃんやおばあちゃんたちに、一人ひとりが一人縄跳びを披露しました。
ものすご~く温かい拍手を いっぱいもらい、
“できることを見てもらう喜び”が、笑顔となって溢れていました。

もちろん 他の競技やプログラム紹介・他クラスのお手伝いも、楽しみながら練習を続けてきました。
 
“憧れ”を “目標”に変えて、クラスの友だちの姿に その目標を 重ね合わせて、ついには自分の中に取り込むことで、自身を高めてきた子どもたち。
そのなかで、“練習をする楽しさ”を覚え、“見てもらう喜び”を知り、“自信”をつけたきた 5歳児クラスの子どもたち。
 
運動会当日。昨年の年長さんと同じ “憧れの的”のバトン、
しっかりと 受けとっちゃったね。

子どもの “やりたい”を支え続けていると、“ステキ”に変わっていくみたい。

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