夢は夢のままで。
映画「Diner」でも出てきて、「スイスイサクサク公開よむラジオ」でもスイスイさんが言っていた。"叶わないほうがいいこともある"ということ。
希望、夢、願い、それらは追い掛けるもの。そして、追い掛けることが生き甲斐や力になっている場合がある。蜃気楼のような希望があるからこそ生きられる、というとなんだか儚くて切ない感じもするけれど、そういうこともあるのだ。
映画「Diner」で、窪田正孝が演じる殺し屋"スキン"は藤原竜也が演じるシェフ"ボンベロ"の作る、母の味そっくりのスフレを何よりも楽しみにしている。ボンベロはスキンが"母のスフレ"を食べるためだけに生きていることを知っているので、わざとスフレに異物を入れて未完成にしていた。
完成された母のスフレを食べてしまうと、スキンの人生もまた、そこで完成されてしまうからだ。
スイスイさんは、結婚した今でも「元彼にとって最高の元カノでありたい」と言う。元彼に見つかる存在でいたいし、インスタのストーリーズに足跡を残して欲しいし、元彼から見てつまんない女にはなりたくない、と。けれど、元彼にまた言い寄られたいわけではないのだと言う。
「元彼にとって最高の元カノでありたい」を追いかけ続けることが良い張り合いとなっているのであって、元彼に愛されたらそれは違うのだ。「元彼にとって最高の元カノ」という理想の自分を追いかけ続けることで成り立っているのだ。
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"燃え尽き症候群"というものがある。目標に向かって頑張り続け、目標が達成した時、あるいは達成せずとも終わった時、なんだかぽっかり穴が空いたように、気力が湧いてこなくなること。脱力感、虚無感。
夢や希望は、追いかけている時が一番いいのかもしれない。
追いかけることは、大きなパワーになるから。
夢は夢のままで…?
ううん、やっぱり叶えたいし、それなら次から次へと夢を持ち続け、次から次へと追いかけていたいな。
サポートとても嬉しいです。凹んだ時や、人の幸せを素直に喜べない”ひねくれ期”に、心を丸くしてくれるようなものにあてさせていただきます。先日、ティラミスと珈琲を頂きました。なんだか少し、心が優しくなれた気がします。