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父の回復。

このまま植物状態が続くのかと思っていた父が、驚いたことに少しですが、生きる力を取り戻したのです。

病院からの電話

ボーッとしていて気づかなかったのですが、携帯電話を見たら、1時間前に病院から電話がかかってきていました。

連絡は家の固定電話にしてくれと頼んであるので、家には必ず誰かが待機するようにしています。

なのに携帯にかかってくるとは。以後、気をつけようと反省しました。

などとのんびり考えたのは後からですが。

慌てて電話

気づいてから大急ぎで病院に電話しました。

すると急性期病棟から一般病棟に移ったという連絡でした。

は?

あのー、そのー、一般病棟で放置されるのでしょうか?とは聞けず、言葉が出てこないわたしです。

続く看護師さんの言葉にビックリしました。

車イスに座れるようになったし、目も開けてキョロキョロなさっています。

ええー!!!

嬉しいはずなのに驚きの方が先で、固まってしまいました。

ですので、次に何か持ってこられる時には5階の詰め所までお願いします。

看護師さんがすらすらと言ったので、はいわかりました、とは言ったもののなんというか、せっかく覚悟していたのにという申し訳ない気持ちになりました。

親類に電話

もうダメらしいと伝えていた親類にすぐに電話しました。固定電話も携帯も出なかったので、忙しいのかなと思って切りました。

すると5分後くらいに慌てた声で電話がかかってきました。叔父ももうダメだろうと思っていたので、慌てていました。

現状を伝えると喜んでくれたのでよかったです。

しばらくしたら母が帰宅したので、電話があったことを話しました。母は普通に、ほんまー、よかったわ、一安心やね、と冷静に言います。

実は葬儀社に

この前日にわたしは母が互助会に入っている葬儀社に電話をしていました。

いろいろ話して、結局、仮見積もりをしてもらいに行く日程も決めていたのです。

ところが、です。

これは不謹慎極まりない

とはいえ、いつかは死ぬわけですし、仮だし、いいか。

しばらくは大丈夫みたいですと話してきます。

実際、また脳梗塞を起こす可能性もあるらしく、

再発したら本当に危険らしいです。

これはわたしの主治医情報なので確かです。

餅は餅屋

今回、わたしが父のことを、

もうダメだと完全に思ってしまったのは、ネットで調べたからでした。

これはいい教訓になりました。

もともと、治療に関しては主治医に任せるというのが、わたしの方針です。

だから精神科の病気についてネットで調べたことはほとんどありません。

この判断は正しかったのだろうと思っています。

だから父のことは父の主治医に任せるのがよかったのです。

でも主治医がもうダメだって言ったんだよな…。

まぁとにかく、最悪の事態は免れたわけですからいいです。

いつ何があってもいいように手続きだけはしておくつもりです。

あんまりやると、早く死んでしまいそうで怖いとも思っているのですが。

ただ、わたしはイベントに対しては、万全の体制で挑みたいと思う性格なのです。

例えば旅行の準備は三ヶ月前からしているような、心配性です。

まさか父の死に対してまでこの性格が発揮されるとは思いませんでした。

空振りで終わることを望んでいます。

でもわたしより先に死ぬのはわかっているから、っていうか、わたしが先に死なないように頑張ります。

とにかく父が辛いだろうと思わなくてよくなったことが嬉しいです。




イラストは「みんなのフォトギャラリー」からお借りしました。

今のわたしの心境にぴったりくる、素敵な笑顔のイラストです。

ありがとうございます。

地味に生きておりますが、たまには電車に乗って出かけたいと思います。でもヘルパーさんの電車賃がかかるので、よかったらサポートお願いします。(とか書いておりますが気にしないで下さい。何か書いた方がいいと聞いたので)