ジムに通う人の栄養学_まとめ
この記事をご覧いただき、ありがとうございます!
5月から、私が今まで学んできた書籍をシェアをしています。
というのも、これまではツイッターにて、書籍内の「面白い!」や「ためになった!」と感じた部分を引用、私の考えをつけてシェアしてきました。
しかし、それだと断片的な情報発信だけになってしまうこと。
もう少し掘り下げて「この本でこんな内容を学べるところが素晴らしい!」と伝えることで、興味を持っていただいた方が購入すれば、回り回って著者の方に、金銭的なバックを与えることができると考えました。
書籍の紹介
3回目は「ジムに通う人の栄養学/岡村浩嗣」
岡村先生は公認スポーツ栄養士養成の教本として使用される「エッセンシャルスポーツ栄養学」のたんぱく質の章を担当されており、私自身も直接講義を受講したことがあります。
今回も1つのトピックについて、Twitterにてシェアしていましたので共有します。
主食:主菜:副菜が3:1:2の割合で詰められている場合、弁当箱の容量(ml)がおよそのエネルギー量(kcal)になる。
この考え方は、お弁当を普段から食べる頻度の多いジュニアアスリートや、食事からダイエットをしたい一般の方にも活かせると思ったので、それぞれ分けて解説します。
ジュニアアスリートのお弁当活用
一般的な弁当箱の容量は500〜1,000mLくらいです。
上記の割合で詰めた場合、弁当箱の容量(mL)がおよそのエネルギー量(kcal)になるとすれば、お弁当1つで500〜1,000kcalのエネルギー補給が可能ということになります。
女子のアスリートであれば、弁当箱1つだけでも、適切なエネルギー補給が可能となるケースも多いと思います。
しかし、運動量の多い中高生の男子アスリートでは、一般的なお弁当だけでは、エネルギー不足になる可能性が高いです。
となると、中高生男子の適切なエネルギー補給のためには、
・あらかじめ大きな弁当箱を用意する(1,000mL程度)
・弁当箱に入る食事だけでは足りない場合、別で主食(糖質:エネルギー源)を用意する
・弁当でお腹がいっぱいになる場合は、別のタイミングで補食を摂れるか検討する
上記のような対策を行っていけると良いです。
中高生は学校のルールで補食を食べたりすることが難しかったり、お弁当・補食を安全に保存すること(衛生管理)ができない環境であったりするので、工夫が必要です。
今回は、主食:主菜:副菜が3:1:2の割合で詰められている場合のお話ですが、ジュニアアスリートでは、主食:主菜:副菜が2:1:1の割合でも良いと思います。
この場合、たんぱく質源である主菜の量を増やし、副菜を少し減らす形になります。
理由としては、身体作りのために必要なたんぱく質量を確保するため、また満腹感のでやすい食物繊維を多く含む副菜を減らして、食事量自体を増やしていきたいからです。
こちらについて、アストリション様の記事が参考になりますので、ぜひご覧ください(私と出身大学が同じ、先輩が記事を執筆しています)
ダイエットをしたい一般の方のお弁当活用
ダイエットのために食事を取り組む場合は、1番大切なのは「エネルギーバランスを程良くマイナスにすること」です。
エネルギーバランスとは、エネルギー摂取量(主に食事)とエネルギー消費量(消主に基礎代謝と活動)のバランスになります。
エネルギー摂取量が多くても(食事量が多くても)、エネルギー消費量が上回るくらい多い(基礎代謝+活動量が多い)場合、エネルギーバランスはマイナスになります。
一方で、エネルギー消費量が多くても、エネルギー摂取量が上回るくらい多い場合、エネルギーバランスはプラスになります。
ダイエットをする場合は、この摂取と消費の双方を取り組むと効率的です。
またお弁当箱は容量が決まっているため、食事量をコントロールするには、良いツールです。
大きな弁当箱でなければ、容量は500〜750mLなので、バランスよく主食:主菜:副菜が3:1:2の割合で詰められている場合、およそのエネルギーは500〜750mLとなり、運動量や体格にもよりますが、多くの方にとって、適切なエネルギー摂取量に落ち着くと考えられます。
また彩などを気にすることで、副菜をしっかり取り入れることにつながり、腹持ちの良い食事になったり、ダイエットをする上で減少しやすい筋肉量を維持する目的として、たんぱく質を多く含む主菜を揃えるきっかけにもなります。
うまくお弁当を活用することで、ダイエットが成功する可能性がグッと高まることでしょう。
次回もこれまでシェアしてきたツイートについて、解説していきますので、ご興味のある方は、フォローお願いします。
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