フィッシュストーリーは世界を救うし僕を救う話
フィッシュストーリーという小説がある
伊坂幸太郎(敬称略)の作品で、短編集のなかの一編だ
大体のあらすじは「フィッシュストーリーが世界を救う」で終わる
んだけどさすがに説明が足りなさすぎるのでもう少し言うと、
彼女がいない男の話
ハイジャック/シージャックされた話
売れないパンクバンドの最後の曲の話
の3つの別の時勢の話を通してフィッシュストーリーという曲が関わってきて、
最後には世界が救われる話
が入る構成となっている
(あんま情報増えてない?まぁいいでしょ、読んでよ)
この作品大好きなんだけど、なんでかと言うと読むと少し救われた気分になるからだ
フィッシュストーリーって曲自体は本当にマイナーな、まったく売れずに解散したバンドが出した曲でしかないし、なんか曲の途中に無音が一分くらい入ってて何の狙いか分かんないけど滑ってるし……
っていう評価でしかない
後世で再評価されることもない
いや、俺は好きだけどね?っていうめんどくさいファンがちょっと残ってそうなやつ(いや、俺は好きだけどね?)
でもこの短編を読んだ人は絶対こう言う
フィッシュストーリーで世界は救われた
この文章のフィッシュストーリーが例えば昨日俺がゴミを拾ったからでもいいし、なんなら俺が家で寝てたからに変えても通じるんだよ……
だからまぁなにかと言うと
フィッシュストーリーは人間賛歌なんだよ(超ドヤ顔)
とりあえず読んでみてほしい
なんなら実写映画もかなり出来はいいからそっちでもいい
同じ短編集のポテチも実写化してるしめっちゃ面白いから読んでみてほしい
こんな感じで読んでほしい本とかを書いてくノートになりそう
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