2022コンテンツ大賞
目的:古いガムばっかり食う奴にならないために、今年はこんな新しく良いコンテンツと会ったぞ!と脳に刻みつけ、保守姿勢を崩すため
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●3:私の百合はお仕事です
舞台はコンカフェ。
全員役回りと本音が混じって面倒なことをしている(褒めている)百合漫画。
・主人公がノンケ(読者置いてけぼりがない)
・2巻で1章(?)が終わるなど、区切りが明確
のため、読みやすいのも良い。
ほかにも伏線とも違うが、区切りを設けることと、次を見据えた話の組み建ての両立が異様に上手い。贔屓目なしに読んだ漫画の中で一番上手い。
今年出たのは10巻~11巻、ろくな話が乗っていないな
~8巻までは(設定上の)姉妹の話だったのに、9巻からは「これからは"姉妹"じゃなくて"恋愛"の話すんだよ、甘いこと言うな」という感じ、怖いよ~
正直今のところ、~8巻の雰囲気のほうが好き(小声)
百合漫画で自信を持って勧められるのはこれとやが君しかないです。
●5:卯月コウ
なんか恥ずかしいなこれ
・比類なき努力の証明(QED)
葛葉に誘われるところから大会本編まで、何もかも主人公気質だった
展開のアニメ度が高い・kzku度も高い・hm繋がりも今年象徴のヒトツ
結果発表中にコウがなんかほぼ泣きかけてたのが印象深い
"努力"と言い切ったのも自分の記憶のうちではかなり珍しい
深夜にたまに切り抜き見たくなる
・ライブ(にじフェスday2)
コウ初のライブ
正直もっと"表向き"な選曲の凄さで殴るような選曲だと思っていたが、「微妙に置いていってくれない選曲」という感触がした
短距離走で駆け抜けるところを見せてくれるかと思いきや、競技はリレーで俺も参加者。でも、バトンを渡してくれそうでくれないテイクオーバーゾーンを永遠と走る感覚。先導はするが介護はしない、最高速は自力で出せ。
そんな感覚だった。
「この空気感のまま、大きくなりたい」を体現していた
ただの妄想だが、自分の言葉に責任を持っているのかな(海夜叉引退ツイなど)とも思った。
なんでこんなにポエミー方向に筆が進んでるんだよ
追記:剣持刀也と卯月コウ ← これなに?
・ブルアカ実況
マジカミとかのキャラクター見て妄想語るコウだけでウキウキなのに、エデン条約編をコウが読むという事実でずっと小躍り
これは後にも書くが(ネタバレ)、自分のやった初の箱のデカいゲーム(?)を、コウがやってくれるのが嬉しい
追記:本人が枠取って振り返ることなんてなかったはずだし、やっぱり凄すぎる年だよ
●5:シャニマス
ソシャゲの読み物として完成形だと思っている。
特に今年はノクチル最終回(毎回言ってない?)の天檻があり、長文noteを出した。
欠点は、天檻と憶光年がシャニマスに求めている最高打点を出しすぎて、それ以来イベストもTrueを読む気力が激減したこと、助けてください。
・憶光年
非日常を求める透と、それを阻害する社会規範や常識
テーマがブライダルなら普通甘めに作るだろうに、結婚を自由さと窮屈さを表現するための材料にするシャニマスライターの凄さが出ている。
あと完全に個人的だけど、卯月コウの言語化が美しかったので置いておきます。
・天檻
樋口円香は、浅倉透及び幼なじみへの侵略者への牽制からその一歩を踏み出した。自らが望んでアイドルになった訳では無い。樋口円香は何故アイドルをやっているのか?という問いに、(プレイヤー/読者としての)プロデューサーは答えに困るだろう。
ただ今回でやっと形に出た気がする。
今の今まで、アイドル樋口円香を見ていた読者とっての救いと言って良い。
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●閑話休題
文字数書くのがしんどくて諦めた他コンテンツ達などです
●3:スプラトゥーン
中学生心を取り戻したよね~
昔より疲れるのが実感できるの嫌な解像度
★2:原神
好きなキャラでマップ駆け回れる萌え萌えゼルダが無料で出来るのが嬉しい
ストーリーは正直別に… 強いて言うなら古き良き構成のスメール2章
好きな伝説任務は圧倒的に神里綾華(主人公は蛍で)
ラストの余韻が偶然にも同性でしか味わえない友情関係になっていて好き
(百合(自分定義では恋愛色強め)とも違う)
★3:チェーンソーマン
貴重なバトル漫画、多分自分がほとんど読んだことがないジャンル
でも漫画の描き方がうまくて、面白さの暴力ででゴリ押しされた感じする
レゼ編の映画化待ってます(そういう人種)
★X:ぼっち・ざ・ろっく(自己説教)
これについて、ちょっと書き留めておきたい
このXは「良すぎ!」とかでなく、特殊な位置という意味です
コンテンツの褒めより悪口のが中心だし、自語りですね
2022年、ではなく2020年ごろにこんなツイートをしました
「ぼっち・ざ・ろっく、凄く"こちら側"に合わせている感じがする
新人女vtuberの媚び方みたい(怒られろ)」
たしか77円セールの時に買った1巻を読んだ感想です
まぁ回りくどいですが、気にいらないという意味です
何が微妙に感じたかというと、ぼっちちゃんの過剰な陰キャ芸ですね
ちょっと違うかもしれないけれど、わざわざ目線合わせてくる大人にイラッとする子供みたいな、幼稚に言えばイヤイヤ期みたいなもんですかね
でも目線合わせで強引に窓口広げているだけあってアニメを見ると、作者のやりたいことが、ほかきららと違い明確な感じがするな~と改めて思いました。
目合わせの不快感が消えているわけではないですが、テーマがロックということもあってアニメで音楽見せられたのがデカいんですかね。それとも漫画媒体は、4コマオチ要因が陰キャ芸で印象づけられてなんでしょうか。
原因はわかりませんが、アニメなら普通くらいには食べやすかったです。
あとぼ喜多が公式らしいですね
教訓:不快の先に得れるものはあるよ
コンテンツ時代とはいえ、味見しただけでわかった顔しないこと
不快の先に得れるもの、についてはリコリコとかを踏み台にした(これは悪口です)別noteを書きたさがあります。(=9割出ないという意味)
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★4:明日ちゃんのセーラー服
少女性です(先制)
最初フェチっぽいことに気づかずに楽しんでた、という主張を誰にも信じられないことが大変に心苦しい。ちなみに漫画よりアニメ派
何が良いって終わりを意識させないのが良い。大抵の漫画は何らかの目標に進むという軸を立てるが、明確な目標というか終わりがあんまり意識されずに書かれている気がする。終わりを極度に嫌う自分にとっての救い、はじまりの刹那。
社会規範による頑張らなきゃではなく、やりたいから楽しいからやっていることが動作で伝わってきているのが良い、
のはまぁそこそこの作品にありそうだが、アニメ最終回の終わりに主観になった点が珍しく、少女とは縁遠いような視聴者でも、どこか続いていくことを意識させてくれる感覚がある、ずっと続いて刹那。
・鷲尾 瞳と苗代 靖子(54話)
どうした急に
基本的に友情を取り扱っている作品だからこそ、恋愛かもしれないというのがより引き立っており、この2人に関しては下手な百合漫画よりも百合だと思うよ。舐めるなよ(?)
★4:砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
オタク教科書ポジ?
図書館にあったので借りてきたら想像以上に良かった
ツイッターに一つ感想を投げているが、もう一つ感想的な文があるのでそっちを置いておく
結局洗い流され、現実に戻るなら、読書行為は無駄だっただろうか。
そういう砂糖菓子があると頭の片隅に入れているのと、いないのとではまるっきり現実の見え方は変わると思う、主人公たちがそうだったように。
自分が好きなシーンは、終盤で急に先生視点での情報が明かされるところだ。わかりあえないと思っていた大人も、そういうものを抱えているとわかった途端に見え方が変わる。
★4:イルミラージュ・ソーダ
イロモノ枠。全年齢の音声作品
2021年コンテンツ大賞(書いていない)は、「歌劇体験」と名乗っていた劇場版レヴュースタァライトだったのですが、これは「音声体験」として語ってみたい代物
終末百合音声というジャンルだが、百合が~とか、ASMRが~どうとか、どうでもいいので聞いてほしい
展開自体は似たものはどこかにありそうだが、音声作品として制作した点や、終末の表現方法として音(特に低音やノイズ)を使用している点がこの作品を唯一無二にした要因だと思う。言語での表現は難しく、まさに聞いてくれとしか言いづらい。
★4:少女(湊かなえ)
読書枠2、死・少女2人に、汚い方の少女性を感じたので
12/30に読了したてなので全く整理できてないが、良かったことが伝われば
少女の好きなところは、誰も善/悪/嘘/真実っぽくないところ
確かに全く予想できない展開ではあったが、主軸はそこではない。
想像よりも子供は純粋じゃなくて、高校生は真実も吐き、大人は嘘もつく、誰もが不安定な立ち位置にいて、不定形だ。
彼女ら高校生は、死という未知の不安定さを明かす試みによって、安定への方法を探る。もちろん「死」など、明かせないのだが。
自分の、彼女の、皆の不安定さはどこから来るか。
不安定さの全てを振り切り、読者すら置いて走り抜ける疾走感。
正直読むのも感想も難しい、最後に解説ついてたのにこれかい。今までが、誰が悪役、誰が正義、何をすることが正義、1視点からの目線、とわかりやすいものを接種してきた反動なんじゃないかと思う。彼女らの速度に到底追いつけない。
文字の世界ってこんなにも自由なんだというのが率直な感想
悪口ではまったくなく、本好き=それを買って時間を書けて紙に目を通すようなもの好きが集まっているんだ、という気持ちにさせられた。
もしかしたら、読書という概念に対する感想が大半かもしれない
★5:ブルーアーカイブ
初めてデカい箱のゲーム(?)をやったけど、入門として最適な感じする
はっきり言って登場人物全員から矢印向いてる作品嫌いなんですが(ばっさり)、先生(1人称)からの攻撃性がないので接種しやすい。このへんはシャニマスに入れた点と同じ。いや嘘かも、足舐めるしコイツ
きちんと刺さったのは結局エデン条約が良かった点がデカい。汚すぎず、綺麗すぎない雰囲気。デカい箱のゲームから汚い部分を取り除いたらこんな感じなんだろうなと食べやすかった、なんか怒られそうな一文だな。
あとは、軸の世界観がしっかりと固められてるところ
ゲーム性面では、リソース管理が大好きなので資源カツカツなのが好き
・エデン条約1~3章
エデン条約編は、補習授業部に入った4人の生徒が、ある目的で集められたことから始まる。その目的は、トリニティの裏切り者を探すことであり、4人と先生を疑心暗鬼の渦に巻き込んでいく。
エデン条約編が凄いと言えるのは、"明るい学園物語"でない点であると思う。
それまでのブルーアーカイブと異なり、ゲマトリア勢力のような悪として定義づけられているものを協力して倒すことは、特に前半の部分では意識されない。その代わりに、冒頭でセイアに釘を刺されたように、生徒同士の疑いや憎しみが書かれる。誰が正義か、誰が裏切りか、何を持って裏切りとするのか。
疑心暗鬼の渦が憎しみとなり、今までの明るい学園物語と打って変わり、物語内での死が身近となる。死の概念を呼んだ憎悪こそが事実か。"明るさ"のみでは消せないのか。
この日常から非日常に変わったような緊張感は、エデン条約をvol.1から書いたことでは得られない。
3章のアレ、シナリオライターは一周回ってそこに帰ってきたんだろうな感が凄い。おはスタに出てる大人が日本で一番偉い(?)
・エデン条約4章
4章だけ面白さのベクトルがちょっと別だと考えている。
トリニティでの騒動は落ち着いたものの、彼女らと彼女が罪人である事実は変わらない。彼女らに足りない物は、憎しみの連鎖を止めるには、何が必要なのだろうか。彼女らが報われる日は来るのだろうか。
終盤のあのスチルシーンがめちゃくちゃに好き。何故あのシーンが好きなのか、美しいと思うのか、正直言ってわからなかった。世が世なら、あの音楽流れながらの退場も似合う
めちゃくちゃ蛇足
余談:「エデン条約編が凄い!」で読み始めるとぶっちゃけ微妙な気がする。「このミステリーのどんでん返しが凄い!」みたいなもん(そんな…)
・甘い秘密と銃撃戦
このイベント、シャニマスしぐさっぽくってめちゃくちゃ良かった
自分の憧れの為に過去の自分を封じたものの、その過去の自分を好きな人もいる。あのときは本気だったと過去の自分を笑うのは、そういう人を傷つける。
今一番好きなキャラは、間違いなくカズサです
彼女面も良い(自分の貴重な🐷要素)
○あとがき
「(新規コンテンツから)1つ大賞決めて!」と言われたらブルーアーカイブかなぁと思います、二次元コンテンツへの許容範囲が広がった気がする。
前年(スタァライト)が強すぎて、これ一択!感はないけど
こうして自分の摂取したコンテンツを眺めると、メジャーなものが多すぎる気がする。ガッツリマイナーなのは、イルミラージュソーダくらいだろうか。
別にオタクになりたい、という理由でマイナーさを求めている訳ではないが、自分により最適なものを探索する野生的な心よりも、時間を無駄にするかもという気持ちで新しい土地に踏み入れず、ソシャゲのデイリーに振り回される自分がなんとも情けなく、自己嫌悪する。
そういえば、監督追い/作者追いもほぼしたことがない。
今でさえこんな感じだから、今のうちに接種できることはやっておきたい
例えば、最近は大学の図書館で本を借りてみている。
が、動き出すのが4年は遅い
陰キャは陽キャがやってきたことを10年遅れでやる、なんて言葉があるが、陰キャのやることを4年遅れでやるらしいです、惨めだね。
でもやらないよりはマシと思っておきます。
来年はもっと自分しかやってないやろぁ(ニチャァ…)みたいなコンテンツで埋めたいね。
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