来週の読書リスト
① 『しあわせしりとり』
益田ミリ 著
普段、図書館は予約した本をカウンターで受け取るだけの場所だ。滞在時間はおよそ1分半。だけど、その日は違った。
返しにきた『ファーブル昆虫記第八巻(下)』がまだあと3章残っていて、読み終えてから次の巻と交換したかったのだ。
図書館の本棚の脇にある小さなベンチで脚を組んで、全集中で読む。予定通り新しい昆虫記を抱えて一度はカウンターへ行ったけれど、出口に向かう前にもう一度本棚に戻る。さっき通りがかりに見かけたエッセイが気になる。
とてもかわいい装丁にうっとりして、「やっぱり借りちゃおう」と決めた。来週はファーブルラストスパートだから浮気はダメだとわかっているのに、どうしても読みたい。
昆虫記の上下巻とかわいいピンクのエッセイ集。手提げ袋の持ち手はちぎれそうだけど、己の選択に悔いなし。
②③④ 『完訳 ファーブル昆虫記 第九巻(下)・第十巻(上下)』
ジャン・アンリ・ファーブル 著 / 奥本 大三郎 訳
なんて言っていたが、蓋を開けてみればまだこんなに残っている。おかしいな。
でも大丈夫(これは仕事場のチビっ子男子の口癖)。なぜなら月内はあと1日しか出勤日がないから!
よーし(これは受験生だった頃のわたしの口癖)。読むぞー!!
⑤『ガルガンチュアとパンタグリュエル(2)』
ラブレー 著
よせばいいのに、もう一冊。
(1)がガルガンチュアの物語なら、(2)の主役はパンタグリュエルだ。もともとはこちらの方が先に書かれていて、ガルガンチュアはパンタグリュエルの父。これから始まるパンタグリュエルの物語こそが、いちばん面白いところというわけだ(たぶん)。
(1)ではガルガンチュアはまだ育ち盛りの青年という感じだったが、あのあとどうなったんだろう? パンタグリュエルも母の耳から生まれるのかな?
ファーブルの愛読書であり、奇想天外でぶっとんだ小説。
以下は、毎日少しずつ読む予定の本。
・『人生を狂わす名著50』
三宅香帆 著 / 今日マチ子 絵
この本を読んでいると、次から次へと読みたい本が増えてしまうので今は読み進めるのを自粛中。読みたい!の熱の冷めないうちに読み始めたいから。
今の進捗状況は、23/50。
・『すばらしい人体』
山本健人 著
しばらく前に本屋で衝動買いをして、ずっとこの「毎日少しずつ読むリスト」への加入を待機していた本。海賊が眼帯をしているのは、暗順応をするためだとか。なるほどねえ。