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来週の読書リスト
レヴィ・ストロースは諦めた。ハードカバーは産休入ってからゆっくり読もう……。
①『堕落論 現代語訳名作シリーズ』←NEW
坂口安吾 著
こちらは『人生を狂わす名著50』から。
坂口安吾は、いつも私たちに睨みをきかせる。鋭い眼光とヤクザみたいな笑い方をもって。
適当な綺麗事語ってんじゃねえ。
理想ぶんな。
平成生まれの能天気な平和ボケ人間からすると、ちょっと息を吞んでしまうほどのありありとした「現実」の痛みの手触りがそこにはある。
そして安吾に睨まれている自分を知る。
私たちは安吾の生きた戦後を超えた時代を生きている。だけど、安吾の睨みからいまだに逃れることはできない。
いまだに堕ち切ることができずに、きれいごとや理想論を語りたがり、夢を見たくなる。幻想を信じたがる。たまに誰かの見ているところを見計らって「しにたーい」なんて呟いてしまう。
そんなんじゃないのに。生きて、戦って、堕ちて、初めて安吾は「生きた」って許してくれるのに。
現代語訳があったので、ハードルを下げてそちらにしてみた。坂口安吾という存在は『文豪ストレイドッグス』でしか知らないから、これを機にちょっとお近づきになれたらいいな。
②『ケアとは何か』←NEW
村上靖彦 著
去年読んだ本。最近夫が再読しているのを見て、また読みたくなってきた。
この間読み終えた『居るのはつらいよ』とも通ずるケア論。ケアの現場で働いていて、産休を目前にして今かなりチームが行き詰まっているので、何かに縋りたい気持ちなんだと思う。
目の前の現実で手一杯になっちゃうと苦しいから、一歩引いて冷静に自分の置かれた状況を捉え直す。そうやってわたしはメンタルを保ってきたんだろうな。
育休復帰後は育児をしながら働くことになるから、そういう俯瞰する時間の余裕をいかに持つかが重要になりそう。
③『子どもアドボケイト養成講座ー子どもの声を聴き権利を守るために』←NEW
堀正嗣 著
今日から「子どもアドボカシー講座」がはじまったので(仕事だったけど)、それを記念してテキストを。気持ちだけでも受講しよう。
▼これまでの読書リスト
以下は、少しずつ少しずつ読む予定の本。
・『人生を狂わす名著50』
三宅香帆 著 / 今日マチ子 絵
今ようやく半分ぐらいまで読み終えたところ。今年中に読み切るのは厳しそうだなー。
今回は、こちらから2冊(引き続き)。次こそは坂口安吾の『堕落論』をリスト入りさせたい。
果たしたぞ。次は何かな?