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#48 わたしカラー|思考の練習帖

だけど、わたしがこれまでに見落としてきたのは、どこまでいっても足りないところに目を向けつづける限り自信は手に入らないということだ。
完璧な存在にはなれない。

それよりも、自分が何ができて何ができないのかを見極めて、身の振り方を決めるべきなのかもしれない。自分のスペックを正しく認識して、足りないものを補う方法を考え、得意なところをもっと活かす。
がむしゃらに走り続けるだけじゃそろそろ体がもたない。これからの戦い方を考えよう。

#47 わたしの戦い方を考える|思考の練習帖

これが、前回の気づきだった。
この続きを考えてみよう。

自分の足りないところが絶えず気になってしまうわたしだけど、じゃあ具体的に何がどう足りないのかと問われると明確に答えられない。「足りない感」はすごく漠然としていて、実体を伴わない。なんとなく足りていないことはわかっているけれど、何をどうしたらいいかわからないのだ。

それって全然建設的じゃない。
わかっていても埋められないなら、わかっていないのと同義だ。

もっと違うふうに考えてみよう。
改めて、自分に問うてみよう。どうなりたい?

どうって、わかんないよ!!!!と言いたくなる気持ちをぐっとこらえて。
想像してみよう。どうなったらわたしは、自分に安心できるだろう?

プレイヤーとして一人前になりたい(完璧でありたい、足りないところがない人になりたい)というのは、何かを説明しているようで何も説明していない。一人前も完璧も定義がないからだ。
じゃあどうなっていれば、一人前だとわたしは言えるのか。

毎日のレギュラーの仕事を不足なくこなす。
これはもう、十分できていると思う。「もっとこうできたら…」という改善点を挙げ出せばもちろんたくさんあるけれど。そういう「もっとこうしよう」を見つけて推進していくこと、チームとしてのパフォーマンスを上げることに貢献していくこと。わたしがわたしに期待するのは、そういう部分なのかもしれない。
そこに対するわたしなりの答えが、業務マニュアル作りのプロジェクトだとも言える。

あるいは、明確な判断軸をもつこと。
「これだ」と決めたことが「そっちじゃない」と言われることがよくあって、そういうときにわたしは落ち込む。自信をもって判断したいのに、違うと言われたら簡単に折れてしまうし、決めることに億劫になってしまう。
これは性格の問題か、素質の問題か、経験の問題か。
マニュアルを作ることは、判断軸を明確にする手助けとなるかもしれない。これは期待できる。
結局「一人前」って気持ちの部分が大きくて、自信のなさなんだなと思う。だけど、今日までの歩みをちゃんと振り返ってみたら、前に進んでいる自分を認められる。そういうことの積み重ねでしかないのだろう。

「もっと自分のカラーを出せ」というのは上司の言葉だが、わたしの専門領域を深めていくことは是非ともやりたい。カラーなんてわかんないよと思っていたけれど、「家族」というテーマはわたしの最大の関心事だ。趣味レベルじゃなくて、仕事でももっと深めていきたい。これは、マイナスからゼロのベクトルじゃなくて、プラスに向かうベクトルだ。
そうか。わたしがやりたいのは、ここなのだ。

よかった、ちゃんと辿り着けそうだ(考え始めたはいいが、答えを見つけられないまま終わるのではないかと心配だった)。

とりあえず今日のまとめ。
「一人前になりたい」を具体的に言うと、こういうこと。

①毎日のレギュラーの仕事を不足なくこなす(クリア済み)
②チームに貢献する(当面はマニュアル作り)
③明確な判断軸(=自信)をもつ
④カラーを出す(=「家族」領域を極める)

回り回って戻ってきたような感じも多少あるけれど。まあいいや。


今日はここまで。

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