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HSPかもしれない
HSP(Highly Sensitive Person)という言葉をはじめて知ったのは、もう何年か前だ。もしかしてあなたそうなんじゃないのって言われて、本を貸してもらって、読んで、そうなのかもしれないなあと思った。
HSPかどうかを判定するセルフチェックリストをやってみた。○項目以上該当する人がそうだといわれても、「該当するとも言えるが、しないとも言える」みたいな曖昧な項目がかなりあって、確信を持つには至らなかった。わたしはHSPなんだなって納得するほど深刻ではない気がするし、わたしよりよっぽど日常生活に支障をきたしている人たちがたくさんいるようだし、わたしはただちょっと気にしいなだけなのかもな、と思った。
捉えどころのない生きづらさを抱える人にとって、それに名前をつけてもらえることは希望になる。わたしはその対象から漏れたような感じがして、ちょっぴり残念に思った。そして、そう感じてしまう自分の浅はかさを呪った。
結論から言うと、わたしの今の立場は「HSP寄りの人」ということで落ち着いた。主観によるチェックリストですべてが測れるわけはない。ただ、HSPと呼ばれる気質に思い当たる節がいくつかあるという事実から、少なくとも世界をHSPとそうでない人に二分したならば、わたしはHSP寄りに違いないのだろう。世の中、白か黒かの二元論では説明できない。それで十分だ。
これまでにnoteに書き記してきたことがらの多くが、そのHSP寄りな世界の捉え方を反映している。たとえば、こんなふうに分類できる。
1 他者のまなざしを強く意識してしまう
以下は、チェックリストにあった項目。
「人に何か言われると、そのことに捉われやすい」
「人の言動に傷つきやすい」
「人の表情に敏感である」
「 断るのが苦手だ」
「 期待されると、期待に応えなければとあせってしまう」
「人に評価されないと自信が持てない」
2 感情反応が強い
「人の言動に傷つきやすい」
「本や漫画やテレビなどを見て、泣いてしまうことがよくある」
3 自分の内側との関わりにとても安心する
「内向的だと思う」
「子どもっぽいところがある」
他者のまなざしを意識しすぎるがゆえの感情反応の強さと、そこからの逃避としての内向性なのかもしれない。あるいは、内側から湧き上がる感情反応の大きさが、わたしをわたし自身に向き合わせ、わたしをわたしという個として差別化させる他者のまなざしを無視できないのかもしれない。
いずれにしても、これがわたし。わたしはわたしを甘んじて受け入れようと思う。わたしをより深く知ることは、面白い。