ほころぶように ひらくふみ
古の人たちは文に詩歌を添えました。
日々の暮らしの中で俳句や短歌、詩などを
交わすことができる世の中は
楽しかっただろうと思います。
今は少し風習が変わってしまいましたが。
ここでは、少なからず
こゝろが通じる場所だと思っています。
しずかな時間を与えてくれる場所だと
思っています。
コメントを交わし合うこと、さすれば
恋文にも似て
この上なくうれしく思っています。
こゝろのひだを撫でるように
やさしくそっと綴ってみました。
かおるように、ほころぶように
ここのこの月に。
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木がつづります 星もつづります
花がつづります 川もつづります
それぞれに
日々をつづっています
つづればつづるほど
遥かに 大きく
広がってゆきます
草むらで出会う虫たちも
日々をつづっています
そこにずっとあることを
つづっているのです
山がやってきます 雲もやってきます
蝶がやってきます 岩もやってきます
みなみなが
ここにやってきます
くればくるほど
深くに 温かく
沁み込んでゆきます
軽やかに感じられる風も
ここで吹いてゆきます
自分のたいせつも誰かのたいせつも
満たされるのです
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