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花 吾子のうるはししをり
道を通って道を曲がって
見つけたはるの贈り物
さくらの散る音に耳をすませて
ぽろぽろ思いだすことがある
遠いむかしへ渡るように
いつでもそばにあるように
見えない目にひかりをともしたい
こゝろがしずまるころ
さくらはほとほとほとり
ふくらかないくつもの
ひかりの珠を降らせてくれる
しあわせの重さは花びらくらい
沁みるほどにやさしくて
手を伸ばして触れたくなるのは
こゝろに傷があってのこと
![](https://assets.st-note.com/img/1713507601427-KxrfnixDEt.jpg?width=1200)
散りゆくことも花のひと日。
花見送ることも人のひと日。
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出遅れたけれども
さくらの開花が少し遅かったから
子どもたちと一緒に
春の変化をつぶさに見られました。
最後までありがとうの気持ちを込めて
さくらに。
![](https://assets.st-note.com/img/1713593052195-VX4tP8PwuL.jpg?width=1200)
息子の手に先生の手が添えられてさくらの花びらを貼り。