「でもやっぱり人間向いてないわ」ちんこあったっけ?
たまに私にもちんこがあったらと思う時がある。
そんなことより、アプリで会おうとしていたのに、お店の前に着いた途端ドタキャンされた。
ここに名前を書いてやりたいくらいだが、
そいつのちんこがいざという時、勃ちませんように祈り、心を沈めた。
交通費や時間をかけてバカバカしい。
やっぱり、あなたは正解だったのだと思う。
たまたまなのかもしれないけれど。
時々、人のことがめちゃくちゃに嫌いになるのだが、それと同じようにめちゃ人のことを大好きになる時がある。
なんとも自分勝手であるが、
そうなのだ。
今は世の中捨てたものではないなと思い、
世の中が大好きになっている。
それは他者からの影響が大きく、
また私がやらなければならないことから
逃げているような気がする。
そういえば、
母の名がかしこじゃないと知った時に
書きそびれたのだが、
この間実家に帰った。
半年以上ボイトレに通っていることを話し、
1人暮らしのように歌っていると
母親が「歌っているなんて珍しいね」と言った。
私は「母に音痴だと言われていたから、
歌うの避けていたんだよ」と伝えると
母は豆鉄砲を喰らった鳩のような顔をしていた。
母は全く覚えていなかった。
私は音痴だと思って、
ずっと人前で歌うことは避けていたが、
そんなことはないのだという。
お互いにびっくりした。
親の言う言葉を
私はしっかりと浴びて、
生きてきてしまった。
何も疑いもせずに。
少し立ち止まってみるのもいいなと思った。
やっぱり、私の股にはちんこがない。
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