外孫、内孫④
祖母の他界の知らせが届いた。
祖母のことを書こうと思ったのは、虫の知らせだったのかもしれない。
まだ祖母に会っておらず、実感が湧かない。
対面して私の気持ちは変わるのだろうか。
きっとこう思っているということは、気持ちが動かされたいんだと思う。
でも、きっと他の孫と同じようには思えないんだと思う。
彼女の生きた人生はどんなものか私は知らない。
お葬式に出るために、都合をかなりつけた。
仕事の方が大事なのではない。
でも、仕事をかまっていると仕事の方が家族やこんな時より大事にしていると思われてしまう。
そうやって気持ちはどんどん掛け違えていってしまうのだと思う。
伝言ゲームはいつだって上手くいかない。