鎧を着た肥満
#HUC でダイエット部のメンターとして参加し始めて、色々過去の出来事を回想中。
毎日重だるく、寝ても寝ても眠い、何をしても身体が重い、カラダの勉強して、セルフケアができているはずなのに、重さが取れない、そう思っていた頃の体重は、今より10〜12キロは増量していました。
子宮内膜症が再発したのかな?という恐怖に向き合っていて、婦人科にいくことも怖くて、見て見ぬ振り。
子宮内膜症という病気の診断を受ける前の私は、月に3回も生理が来たりしていました。でも、頭の中は、仕事がしたい、とか休んではいけないとか、世間体という視線が怖くて、必死でしたが、ある生理の朝、腰の痛みで立ち上がれないほどになり、婦人科を受診。そこで医師から告げられた言葉にショックを受けて、精神的にもどん底へ。
この時の体調不良がキッカケになり、今に至るので、ある意味子宮内膜症にならなかったら、この文章さえ書いていない、とも言える経験でした。
その重だるさが本当に取れたのは、自分自身のカラダのメカニズムを理解した時のこと。現夫であるビジネスパートナーの平山のもとで学びはじめ、いかに自分の身体が無駄なことをしているのか?ということを知ったのです。その基盤が骨盤と股関節のはまりの関係性が正常では無い、ということ。できること、できないことをまともに理解したことで、私の身体が激変していきました。骨の基盤が骨盤。その骨盤を両脇で支える股関節は、いわば水戸黄門の助さんと格さん。骨盤には「背骨」というヒトの生命線がつながっています。この背骨の動きは、骨盤・股関節に大きく左右されることを、実際に自分の身体を動かして理解していくことで、自分の今の「器」が見えました。
そして、後に自分がHSP(ハイリーセンシティブパーソン)だと知ったことで、その気質が影響して、小さい頃からの身体の使い方が、うまくできなかった理由と直結していることで、心とからだは繋がっている、と言い切れました。自分の感覚よりも、外側の意見が優先で生きてきたことで、身体に無理があっても動けてしまう。重だるかった頃は、自分と外界の境目を作りたくて、重い鎧をきていたのと同じ。自分の身体を基軸にして、自由に動けないジレンマが、自分で自分に鎧をかぶせていたのだな、と気づいたのです。HSPの気質は、周囲の様子をずっと見ている特徴があります。自分と他人、自分と社会など、自分自身の中にあることよりも、外側に反応しやすい気質です。
それが結果的に、身体に無駄な力を入れてしまう状態を作り出していました。
「抜けばいいんだよ」と、平山から何度も言われましたが、「力を入れている気が無い」というのが、私の本音。
そう、入れている意識が無いんです。その無駄な力が、筋トレにもなるし、代謝不良を起こすきっかけであり、肥満に直結していたことを知ったのです。
無駄な力を抜いて、骨格のフレームを正常化する。
たったこれだけで、私の体重がマイナス10キロ。あんなに痩せたいって思っていて、激しいダイエットをしたのはなんだったんだろう。
私の肥満や身体の重さの原因は、頑張りすぎだったんです。
HSPということに気づいたのは、最近ですが、この性格・気質が肥満の原因だった、と分かったのは、平山のもとで「からだで感じる解剖学」を学んだ20年ほど前のこと。
なんで"こつばんママ"なんですか〜?と訊かれることが多いですが、骨盤で始まったから、ということ。
身体の使い方は、ヒトの数だけあるからこそ、私の役割は、そのヒトの数だけある身体の使い方を可視化して、お伝えすることだな、と思う2021年。
身体の使い方を可視化したものを利用して、自分だけの身体の教科書を作れば、最短でダイエットもできるし、自分の理想に近づける。
それを提供していきたいな。