♯17 さとゆみライティング道場に参加しました⑤
「犯人しか知らない言葉」って?
前回の続きです。
「犯人しか知らない言葉」についてです。「犯人しか知らない言葉」って何か、わかりますか? 前回の投稿から抜粋すると、この言葉にあたります。
シャンプーを変えて1ヶ月後、美容師さんに「もしかしてシャンプー変えた? 髪の質感がこの前と違う!」と驚かれました。
これは、シャンプーを実際に使った当事者だから出てきた言葉です。つまり「犯人しか知らない言葉」とは、当事者のみが知る言葉のこと。使ったことがない人には絶対に言えないであろう「生の言葉=Rawな言葉」を指すのです。
「犯人しか知らない言葉をどう使う?」
この「犯人しか知らないRawな言葉」の使い方のレクチャーもありました。項目は全部で6つ。順に見ていきましょう。
《1》数字をつかう
数字は、読者との距離を縮めるのにもってこいの表現です。言葉だけだとあいまいにしか伝わらないイメージも、数字を入れることでよりクリアになり、イメージしやすくなるから不思議。
たとえば、「私は飽きっぽい」ということを伝える場合。そのまま「私って飽きっぽい」と表現してもいいのですが、どれくらい飽きっぽいのかはわかりませんよね。
これを「犯人しか知らない言葉」で表現してみたのがこれ↓
「NHKラジオ英会話が4月分のみ8年分ありました」
これはさとゆみさんが出された例なのですが、「4月分だけ」って言うのがポイント。しかも8年分って、すごい! これは実際にあったお話だそうです。
私はかなり飽きっぽい性格。さとゆみさんが「飽きっぽい」という例を出される際、いやいやー私の方が飽きっぽいでしょ! と妙な自信がありました(笑)。何を競っているのか、意味がわかりませんが、4月分を8年買い続けるってすごいなとそこに感心した私。
私の場合は、飽きっぽいに「忘れっぽい」がプラスされるので、おそらく英会話を学ぼうと思ったことさえ、スッキリと忘れているでしょうね・・・・・・。自分のこういうところ、ホントにいや。
《2》五感を使い、得た情報を伝える
五感というと、「見る」「聴く」「味わう」「におう」「触る」ですよね。「Rawな言葉」を伝える際は、五感に触れ、訴えるようにして伝えます。
たとえば、見聞きしたことを、映像で見えるくらいにまで伝える。具体的には「今日のプレゼンは盛り上がっていました」ではなく、「たくさんの人が挙手していた」「質問が絶えず、予定を大幅にオーバーした」のように伝えるのです。後者だと、その情景を思い浮かべることができますよね。
つまり、見聞きしたことを、五感で再現できるくらいにまで詳細に伝えるということ。もちろん相手に想像してもらうわけですが、情景が思い浮かぶような表現にできると、その言葉の「Raw」はリアルに相手に伝わるでしょう。
・・・そうなるには、つぶさに質問する、徹底して観察し言語化するということが必要になるのですが。
ということで、残りはまた来週に。お読みいただきありがとうございました★