♯15 さとゆみライティング道場に参加しました④
こちらの続きです。
表現を考える
書くこととは何か、を言語化した次に学んだのは、「文字の表現」について。文字で書いて伝えるには、人の心を動かす表現とは何かを知る必要があります。
いや、これが難しいんですけどね…。たとえば商品やサービスについて書くなら、それを買ったらどのような「いいこと」があるのかを具体的にイメージできる内容にしなければなりません。これはセールスライティングに限ったことではなく、すべてのライティングに通ずることでしょう。
だから、それが難しいんだけどね…。(二回目)
人の心を動かす表現をするには、さまざまな要素を取り入れるわけですが、その中の一つに「文章の型」があります。さとゆみさん曰く、おそらくこの2つの型でしか表現できないのではとのことでした。
その1:【AだからB】
この型に言葉をあてはめると「超納得!」と思わせるそうです。
たとえば「フリルいっぱいの服だから甘いテイスト」…納得。フリルだし。「スリットが入っているから足捌きがいい」…納得。スリットが入ってるとほんとに動きやすい。
文章は因果関係を表すことが多いです。上記の場合は、Bの根拠となるのがA。「甘いテイストになるのは、フリルいっぱいの服だから」「足捌きがいいのは、スリットが入っているから」ということになります。
その2:【AなのにB】
この型を使うと、読み手は「マジで?」と反応するそうです。この型は、意外性やギャップを感じさせます。「AなのにB」と表現すると、「ほんとなの?」「どうしてそうなる?」と読み手は疑問を抱くそう。
「1つ600円なのに、とてもよく売れているトマト」…1つ600円のトマトって、私の住む地域では考えられない値段。比較的物価が安いところに住んでいるので、単純に高すぎて驚きます。でも、この文章を見たら興味が沸きます。ボーナス出た直後でハイテンションだったら、好奇心で買うかもしれません。
「安いのに、ケラチンでできた優秀なシャンプー」…個人的にシャンプーに興味がありまして。美容師さんからケラチン入りをすすめてもらって以来、いろいろ探しています。美容師さんがすすめてくれた商品はたしかにいいんだけど、高くて手が出ません…。でも安くてケラチン入りで優秀なら、試してみたい!と確かに思います。
押さえるべき3つのポイント
人の心を動かす文章を書くには、上記の型があることを踏まえた上で、次のことも意識します。
①個人的なエピソードを入れる
「やってみた」「行ってみた」系の記事や投稿って、私は読みたくなります。経験に勝るものなし。それを経験、あるいは体験した人にしか言えないことがたくさん詰まっていますし、読んでいて楽しいです。
②専門家や周りの人の意見を入れる
専門家がこう言っている、とか、周りの人に評判だった、とかも信憑性を感じやすいと言えるでしょう。ネット広告などは警戒するくせがついたけど、「専門家」という言葉に反応する自分がいます。
③エピソードファーストにする
たとえばシャンプーのことを書く時、「指通りがサラサラ」「ふわふわの髪になる」などの表現をするとします。でも、どのシャンプーもだいたいそんな感じですよね。だから反応する人は少ないかもしれません。
シャンプーのことを、エピソードファーストで表現してみます。たとえばこんな感じ↓
シャンプーを変えて1ヶ月後、美容師さんに「もしかしてシャンプー変えた? 髪の質感がこの前と違う!」と驚かれました。
この文章を見たら、今の私はかなり反応します。シャンプー探しているからですが。エピソードファーストは、話が入ってきやすいというメリットもあります。経験談や口コミは頼りになりますから、商品説明よりも真剣に読むかもしれない。
…ということをこの単元では教えていただきました。文章の型については、はるか昔、確かに国語で習ったな。授業では自分が書いた文章をさとゆみさんが添削してくださいました。これがうれしかった!
というわけで、今回はここまで。お読みくださりありがとうございました。