#トヤマビト。Vol.14
富山には魅力あふれる人たちがたくさん。
知れば知るほど好きになる!
そんなトヤマビトたちとの 出会いや学びを
ぽつぽつと書き記していきたい。
第14回目は 絶対的ポジティブ女神!✨
■水越 ユカ(みずこし ゆか)氏
アーティスト/トライアスリート
射水市出身。“とやまふるさと大使”や“いみずPR大使”としても活動中。
合言葉は『がんばらんまいけ』!
(グラフィックレコーディング:misaさん)
▶ スポーツと歌でエールを。
📷:富山県内のステージでの華やかな一枚。
射水市出身で、現在は横浜に拠点を置く水越さん。
コロナ禍で状況は変わりつつあるが、全国へ足を運び『スポーツと歌』を通して、頑張る人たちへエールを送る活動を続けています。
富山県内でも、イベントステージで歌ったり、マラソン大会やサイクリングイベントに自身も選手として出場したりなど、幅広く活躍中です。
水越さんは、幼い頃から歌手を夢見ていたそうです。
高校生の頃、進路を決める際に東京の芸能事務所のオーディションを受けて見事合格。そして高校卒業後、いざ上京!
当時は「富山、さようなら!」と、とても遠くへ旅立つくらいの気持ちで上京しましたね。
2009年からライブ活動を始め、毎日ストリートライブを行うなど、都会で奮闘する日々を過ごす。
そんな水越さんに転機が訪れたのは2011年。
ふたつの大きな出来事が起こったのでした。
▶ “ふるさと”の愛おしさ。
『富山との別れ』を決心していた水越さんが、富山でも積極的な活動を始めたきっかけ。
それは 2011年3月11日に起きた、東日本大震災。
被災によって、“ふるさと”が無くなってしまった人がたくさんいました。
今まで自分は前だけを見て進んできたが、この時に初めて自分のルーツを振り返り、「なぜ今自分が生きていられるか」を改めて考え、“ふるさと”があることの大切さや愛おしさを感じました。
“ふるさと”富山に恩返しをしたいという想いが強く芽生えたのです。
同年の11月23日、全国CDデビューを果たす。
富山に帰って、県内のショッピングモールで初めて歌った時、改めて歌手になった喜びを噛みしめたという。
ライブが終わると、「がんばられ!」「またこられ!」と富山弁でエールが届く。
富山弁のエールにとても励まされましたし、言葉の力って大きいなぁって。
私が上京して事務所に所属したとき、まず最初に言葉を徹底的に直されたんですよ。
東京で活動をしているうちに、話す言葉も完全に標準語になっていたんですよね。
“ふるさとの言葉”というルーツをひとつ失っていたと気が付きましたし、改めて“ふるさとの言葉”のあたたかさっていいなって思いました。
方言って、その地域を表現する大切なコンテンツですよね。
この経験から、水越さんは富山弁ソングを作ろうと考えました。
活動5周年を迎えた2014年、地元富山で大規模な凱旋ライブを開催。
同年に富山弁のラブソング『あいのかぜ』を発表。
活動10周年を迎えた2019年には、富山弁の応援ソング『がんばらんまいけ』を発表。
どちらのMVも、水越さんの地元射水市で全編撮影されています。
富山が嫌いで東京に出てきた人もいれば、好きだけど富山でできることがなくて出た人もいる。
でも、富山で生まれたということは変えられないこと。
富山出身ということに誇りをもっていきたいし、みんなにも誇りに思ってもらいたいです。
▶ 自分を超えていく。
2011年は、水越さん自身にも大きな苦難が訪れていました。
のどを壊してしまい、手術を受けることに。
手術を無事に終えたが、声が出ない時期があったという。
人を応援するために歌を歌い続けてきました。
でも、この時は身体は元気なのに声が出なくて。歌えない自分が、足踏みをしているようでもどかしかったのです。
前に進みたくて、声が出なくてもできることはないかと考えました。
そんな時、ご縁があってホノルルマラソンに挑戦してみたのです。
なんと、いきなりフルマラソンを完走!
自身も選手としてスポーツを始めるきっかけとなったそうです。
その後、2015年はロードバイクに出会い、ツールド東北という大規模イベントに出場。
そして2019年の活動10周年を迎え、水泳を始めてトライアスロンに挑戦。
やりたいと思えば、なんでもできる!って思っています。
自分を超えていくという意志で挑戦を続けていますね。
私の姿を見て、周りの人たちが笑顔に、元気になれればいいなって。
そのためにも自分が元気でいることが、一番大切です。
また、周りの皆さんにも、「あなたが笑顔でいれば、人を元気づけられるんだよ」と伝えていきたいですね。
水越さんの太陽のような明るさに、たくさんの人たちが元気づけられてきたのでしょう。
一歩踏み出す瞬間って、誰でも不安に思います。
その最初の一歩を応援できたときが一番うれしいです。
踏み出しちゃえば、どんどん進んでいけますからね!
この瞬間を、言葉だったり、音楽だったり、マラソンだったりを通してこれからもサポートをしていきたいです。
最後に「私にできることがあれば、なんでも言ってね!」と笑顔でエールをくれました。
---------------------------------------------
水越さんの将来の夢は、過酷な鉄人レースと言われている『アイアンマンレース』を富山で開催することなんだとか!
さらに水越さんの自分の限界を超える挑戦は続きそう…!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます🌷
#トヤマビト バックナンバーはこちら👇から🎶