何気なく手に取った一冊が、人生を変えることがある。
こんにちは。
山田です。
今回は「何気なく手に取った一冊が人生を変える」お話しです。
私が大学生の時、ラオスに小学校を建てることを目標にした国際協力団体に所属していました。団体に参加した理由は、高い目的意識を持っていたわけではなく、外国に行くことに憧れていたことと、大学生のうちに思い出を残したいという軽いものでした。
ある時、大学の図書館で何かいい本はないかとぶらついていると「レンタルチャイルド―神に弄ばれる貧しき子供たち(石井光太著)」に出会いました。
私が今まで読んでいた本は主にハリーポッターなどのファンタジーか、ビジネス書。後は日本人が書いた小説くらいで、世界の社会問題について書いてある本は読んだことがありませんでした。
なにげなく手に取ったものでしたが、書いてあることは、私が今まで生きてきた世界とは真逆の世界でした。
本の舞台はインドのムンバイ。路上で生まれた孤児の話です。そこには、絶対的な格差社会で翻弄される女性と子供の世界がありました。1ドル以下で身体を売る売春婦や売春児。私はこの本に出会うまで知りませんでしたが、男の子も身体を売ります。
そんな壮絶な世界と自分の境遇を比べてしまいました。
「なんて自分は恵まれているんだ。日本に生まれただけでも相当ラッキーだぞ。一生懸命生きないでどうするんだ。チャンスはいくらでもある。」
この日から私の価値観は一変しました。
自分は恵まれてないと思っていましたが、今はとても幸せで、頑張ってもムダだと思っていましたが、可能性に満ち溢れてると気がつきました。
なにげなく手に取った一冊で人生が一変したのです。
もしかしたら、日常を変えるものは、何気なく取った一冊かもしれませんね。
読んでいただきありがとうございました。
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