一口ご飯

時は昼時、時間に追われる正午時
ほんの少しの休みを終えたら忙しい時間が始まる
忙しや忙しや、そんなに忙しく動いていても腹は減る、一口に食べたい、一口で食べたい
しかしそんな都合の良い食事はござらぬ。
さぁさ一本抜いて風呂敷から取り出したるは握り飯
紅い梅干しの入った握り飯に昆布の煮物入り、そして沢庵
昼はこれで良い好い一口で食えぬが心意気、一口で入れるが如しの食べっぷり。
甘目の昆布に酸っぱい梅干し、それを引き締める沢庵
筒から直接飲むは温まった水
これで胃の腑にすべてを流しいれまた働く
忙し忙し、夕の鐘が鳴るまで働くぞ

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